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ソーシャルゲームで課金経験のある人の6割は課金を反省・後悔している

By stevendepolo

ジャストシステムがソーシャルゲーム利用経験のある人にアンケートを取ったところ、基本プレイ料金が無料のゲームでアイテムなどを購入するために課金をしたことがある人は48.5%いて、その課金額について反省・後悔している人が60.6%いることが明らかになりました。

ニュースリリース | 2012.08.23 【Fastask 自主調査シリーズ】ソーシャルゲームに関する利用状況調査
http://www.justsystems.com/jp/news/2012l/news/j08232.html

これはセルフ型ネットリサーチ「Fastask」を用いてアンケート調査した結果で、有効回答数は1000。性別比は男性が52.8%、女性が47.2%。年齢は15~19歳が3.3%、20~24歳が15.4%、25~29歳が25.4%、30~34歳が10.2%、35~39歳が13.9%、40~44歳が16.2%、45~49歳が15.6%。

By TikTik

ソーシャルゲームというと「基本プレイ料金無料」をうたい、ガチャやアイテムなどで課金しているというスタイルが多いですが、このタイプのゲームで実際に課金したことがあると回答したのは48.5%でした。


過半数が「課金したことがない」と回答していますが、年齢別に見ると25~29歳、30~34歳の区分では「課金したことがある」と回答した人が多数(52~53%)を占めました。


課金した人はどういったものを購入するのが目的だったのかというと、第1位は「回復/時間短縮用アイテム」。以下、「アバター関連のファッションアイテム」、コンプガチャが主目的となるガチャ、コンプガチャ以外が主目的のガチャ、「期間限定アイテム」、「入手困難なレアアイテム」と続きました。


この項目は複数回答でしたが、年齢によって差が出ており、全体で第1位だった「回復/時間短縮用アイテム」は広い世代で40%近い回答を得たものの15~19歳では25.0%にとどまりました。一方、15~19歳では課金経験がある人のうち2人に1人が「コンプガチャ以外が主目的のガチャ」にお金を払ったことがあると回答しました。

課金したことがある人のソーシャルゲーム使用金額は平均すると月額1000円以下が55.3%と多数派で、2500円以内が22.1%、5000円以内が12.4%と続きました。一方で、3万円以上と回答した人も2.3%存在します。15~19歳は「1000円以内」「2500円以内」で93.7%もいて、最高でも「2万円以内」でしたが、20~24歳では5.5%、35~39歳では4.5%が3万円以上使用していると回答しました。


課金がコンプガチャと関係するかどうかという点について、5月末に各社がコンプガチャを終了させた後、プレイ時間が変化したか?という質問には79.1%が「変わらない」と回答。増えた人が6.3%、減った人が14.6%で、そこまで大きな影響はなかったようです。

By Danny Choo

しかし、課金額を見ると「変わらない」と答えた人は61.9%に減り、課金額が増えた人は6.2%、減った人は31.9%(うち「非常に減った」が20.4%)となっていて、ゲーム自体は続けているがかけるお金は減った人が多い模様。

使用金額が増えた人や変わっていない人については「もともとコンプガチャが課金する動機ではなかったから」という人が67.9%と多数だったほか、「魅力的なゲームが増えたから」が7.6%、「コンプガチャ以外に課金したい用途をゲーム会社が打ち出してきたから」が5.2%と、ゲーム会社の頑張りが報われる回答となっています。

プレイしてきた時間は「反省・後悔している」「どちらかといえば反省・後悔している」という回答が41.2%、「どちらかといえば反省・後悔していない」「反省・後悔していない」という回答が58.8%。

By Lel4nd

課金してきた金額について聞いたところ、「反省・後悔している」「どちらかといえば反省・後悔している」が60.6%、「どちらかといえば反省・後悔していない」「反省・後悔していない」という回答が39.4%でした。さらに細かく見ていくと、反省・後悔寄りの意見の人のうち課金額を減らしたいと考えている人は46.3%いて、これとは別に40.8%が「ゼロにしたい」と回答しました。反省・後悔“していない”側の人では多数派の意見は「今後の課金額は変わらない」(56.0%)でしたが、「減らしたい」が20.4%、「ゼロにしたい」が19.4%で、全体的に課金額は減らそうという傾向が見られました。

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in モバイル,   ゲーム, Posted by logc_nt

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