やたらハイスペックなタブレット「ICONIA TAB A700」が日本でも発売決定、フルHD10.1インチ画面+Tegra 3+Android4.0搭載の実機レビュー
「どこでもシアター」をテーマにムービー鑑賞機能を強化したAcerのAndroidタブレット「ICONIA TAB A700」の日本発売が決定。今回は実機にペタペタと触ることができたので詳細をレビューしてみることにしました。
CPUはNVIDIAのTegra 3(1.3GHz)で、4つのコアと1つのバッテリーセイバー・コアを搭載。システムメモリは1GBのDDR2で、内蔵ストレージは16GBと32GBの2モデルが用意されるとのこと。
本体重量は約665グラムで、短時間なら片手持ちでも負担にならないレベル。
100万画素のフロントカメラを備え、ビデオチャットなどが可能。
ディスプレイの右上には「ICONIA TAB」の文字。
下部には「acer」のロゴがあります。
LEDバックライト付き10.1インチワイドディスプレイを備え、画面解像度は1920×1200のフルHD。224ppiの高密度表示が可能で輝度は348カンデラ、視野角も178度と広いので2人で並んでムービーを見たりする際にも便利。
背面はこんな感じ。
中央には「acer」のロゴがあります。
パノラマ撮影やライブエフェクトに対応した500万画素のオートフォーカス対応リアカメラを搭載。
スピーカーはこんな感じ。実際に音を聞いてみたところ、低音と高音がブーストされたややドンシャリ気味のサウンドであるものの、モバイル端末としては割と迫力のあるレベル。
ドルビーモバイル3+に対応し、HDMIやヘッドフォンでのHD5.1チャンネル再生が可能。
バックパネルはツヤ消しで凹凸も付けられているので指紋が目立ちにくくなっています。
フロントカメラを上にしてディスプレイを自分に向けて持った際に下側になる部分はこんな感じ。
micro HDMI(Type D)端子を備えています。
左側面には電源・スリープボタンとヘッドフォンジャックを搭載。
上側にはボリュームボタンと画面の回転をロックするためのスイッチがあります。
右側面。
micro USB2.0を1つ備え、デジタルカメラやフラッシュメモリーなどに加え、キーボードなどを接続して使用可能。
micro SDHCカードスロットを搭載。
手前にあるのはSIMスロットですが、日本発売のモデルではふさがれていて使用できません。
なお、ネットワークは無線LAN 11b/g/n対応で、Bluetooth 2.1 + EDも利用可能。電子コンパスとGPS、照度・加速度・6軸ジャイロセンサーを搭載し地図やゲームアプリなどと連動させて使用することが可能です。
◆新しいiPad(第3世代)と比べてみた
重ねてみるとこんな感じ。
ICONIA TAB A700の厚さは10.95ミリで、新しいiPadの9.4ミリと比較すると約1.5ミリ厚くなっています。
サイズは横260×縦175ミリで、iPadと比較すると横に長い形状であることがわかります。これはフルHDのムービーを再生する際に画面の上下に広い余白ができるのを防ぎ、画面サイズピッタリに映像を表示できるように設計したためとのこと。
◆実際に使ってみた
ロック画面はこんな感じ。搭載OSはAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)です。
ディスプレイが高解像度なので時計や日付の表示がクッキリ。
カギのアイコンに触れるとリング状のUIが表示されるので……。
指をスライドさせてカメラ機能などを一発で起動可能。
右にスライドすればロック解除となります。
デフォルトのホーム画面は以下の通り。
画面下部にある「Acer Ring」に触れると……。
リング状のアイコンが表示され、ブラウザーを起動したり写真などのギャラリーにアクセスしたりできます。
音量の調節も可能。
「Acer Ring」からブラウザーを立ち上げてみた様子は以下のムービーでチェックしてみてください。
近未来っぽい演出の「Acer Ring」を「ICONIA TAB A700」で使ってみた - YouTube
WindowsでおなじみのエクスプローラーっぽいUIでデータを閲覧できる「ファイル」アプリを備えているのでAndroidに不慣れな人でも安心。
フルHDのムービーを再生してみましょう。
こんな感じで上下にほとんど余白を作ること無く、画面いっぱいにムービーを再生できます。
画面上に指先ほどの大きさで映し出された人間の服やバックパックの細部がハッキリと見える解像度。
実際にどんな感じで映像が再生されるのか? というのは以下のムービーでチェックしてみてください。
「ICONIA TAB A700」でフルHDムービーを再生してみた - YouTube
Huluを起動してみたところ。
SD画質のコンテンツだとディスプレイの性能が高すぎで逆に映像の荒さが気になる場面もありました。
なお、バッテリー容量は9800mAh(32.26W)で、公称駆動時間はウェブ閲覧時で約8時間、720p H.264のムービー再生時で約11時間、スタンバイモードで約1950時間とのこと。
ブラウザーを立ち上げるとこんな感じ。
細かい文字もにじんだように見えることなくクッキリ表示されています。
ソフトウェアキーボードを使って文字を入力する様子は以下の通り。
日本語IMEはATOK、英語はXT9をプリインストール。
GIGAZINEを表示してみた所。
縦で見るとこんな感じ。
拡大してみても文字が滑らか。
標準のブラウザーをベンチマークサービスの「Peacekeeper」を使用して計測したスコアは328。なお、新しいiPadとSafariの組み合わせでは379でした。
PDFファイルを表示した所。近づいて見ると紙に書かれた文字にかなり近いスムーズな表示であることがわかります。
高解像度の画像を表示するとこんな感じ。
なお、予想実売価格は16GBモデルが4万4800円、32GBモデルが4万7800円で7月20日の発売を予定しているとのこと。
10.1インチのフルHDディスプレイやドルビーモバイル3+対応のオーディオなど、ムービー再生機能が充実しているのでAndroidタブレットで映画やゲームをガッツリ楽しみたいという人は要チェックです。
ICONIA TAB A Series | Models
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