各社のスマートフォンの上にバターをのせて溶ける速度で発熱量を測定する「Snapdragon S4」公式バターベンチマークムービー
モバイル端末向けのプロセッサでは処理性能、電力効率、省スペースと同時に発熱量を抑えることが求められます。クアルコムでは、自社の「Snapdragonプロセッサ」がどれだけ優秀かを示すため、プロセッサの上にバターを置いてどれぐらい溶けるのかという公式ムービーをYouTubeで公開しています。
Snapdragon S4 Thermal Comparison and Butter Benchmark - YouTube
民間有志が試しにやってみたというムービーではなく、クアルコム自らが行っています。
今回試すのは比較用のスマートフォン2台とクアルコムのSnapdragon S4プロセッサ。
これをシートでくるみます。
スマートフォンを20分間稼働させ、その温度変化を撮影してみると……
比較用Bの端末はかなりの高熱に。
「バターを溶かす」ことでこれをわかりやすくします。
「バター?」
この方法にはさすがに笑いが起きています。
しかしテスト自体はマジメに進められていきます。それぞれの端末の上にバターを固定。
左の端末の上に置かれたバターはあっという間に溶けています。
経過はこんな感じ。
なぜこんなことになったのかというと……
なんとCPU部分の温度が55度まで上昇していました。カイロみたい……。
これにはさすがに笑みがこぼれます。
Snapdragon S4は今年の夏に発売されたスマートフォン、Samsungの「Galaxy S III SC-06D」やソニー「Xperia GX SO-04D」「Xperia SX SO-05D」、シャープ「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」「AQUOS PHONE sv SH-10D」「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」「AQUOS PHONE Xx 106SH」などで採用されているので、これらのモデルを使用している人であればポケットがホカホカになることはある程度防げる、というわけです。
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