ご飯の上にぶっかける大人のための焦がしバターしょうゆ・豚肉しょうが味噌・しらすしょうが・八種の野菜しょうゆ漬け
珍しい品々を豊富にそろえるスーパーの北野エースで、ご飯のお供にぴったりだといういう「大人のための」シリーズなるものを発見しました。4種類あり、「大人のための焦がしバターしょうゆ」「大人のための豚肉しょうが味噌」「大人のためのしらすしょうが」「大人のための八種の野菜しょうゆ漬け」(各税込399円)です。個性あふれる商品ばかりをセレクトした「キタノセレクション」と呼ばれるプライベートブランドの商品ということで、いったいどんな味なのかご飯と一緒に食べてみました。
「大人のための」という名前の通り、大人が好みそうな味付けばかりが勢ぞろい。
フタの部分はこんな感じ。
パカッと開けてみました。同じシリーズでもペースト状のものや、総菜っぽいものがあったりとそれぞれ個性があります。
北野エースの方の話によると「どれもご飯に合う」とのことなので、炊きたてのご飯を用意しました。
さて、それぞれがどれほどご飯に合うのか確かめていきます。
まずは、「大人のための焦がしバターしょうゆ」から。たっぷりのタマネギと国内産豚が特徴。
内容量は110グラム。原材料はタマネギ、豚ひき肉、しょう油、バター、にんにく、風味調味料などが使用されています。
香りはかつおの風味が感じられ、見た目にはしっとりとしたタマネギがぎっしり詰まっている感じ。
味はしょう油の風味がしっかりと染みこんだタマネギがメインとなっていて、かむごとにバターの風味が広がります。豚ひき肉はタマネギとバターの甘みをほどよく抑えると同時に、うま味によって味に奥行きを持たせる役割をしています。しっとりとした具がご飯によく絡まって相性はバッチリ。これがあればお茶わん一杯分くらいのご飯は、軽くかき込めます。なお、北野エースの方によると、ラーメンやカルパッチョにつけても合うとのことです。
お次は「大人のための豚肉しょうが味噌」。「国産豚肉と生姜を国産大豆100%の減塩味噌で旨味仕立て」とのこと。
内容量は130グラム。原材料はタマネギ、ミソ、豚ひき肉、しょうが、みりん、一味唐辛子、カツオエキスなど。
見た目は普通のミソ、香りもミソそのものです。
最初に感じられる味はミソで、それを追いかけるようにタマネギの甘みとピリッとした一味唐辛子の辛さが感じられます。食感はシャキシャキとしたタマネギが担当しており、ご飯と合わせてもグッド。きゅうりに合わせても良さそうです。
次は「大人のためのしらすしょうが」にチャレンジ。「しらすと生姜がたっぷり」と記載がありますが……
ぎっしりつまっているのは「しらす」ではなくて「しょうが」。「大人のための焦がしバターしょうゆ」「大人のための豚肉しょうが味噌」は調味料のようでしたが、これはもう完全に単体のおかずっぽい感じに。なお、内容量は130グラム。原材料は、ショウガ、しらす、しょう油、みりん、黒酢、カツオエキスなど。
ショウガに比べてしらすの存在感はありませんが、目を凝らして中身を探ってみると、なんとか発見できました。わずかですが、しらすもちゃんと入っているようです。
甘く味付けされたショウガの味が強く、単体で食べるとちょっと濃く感じるのですが、ご飯に合わせて食べるとちょうど良い感じ。またショウガのシャキシャキとした歯応えがちゃんと残っており、食べ応えも感じられます。肝心のしらすの味は完全にショウガに負けているような感じで、だからといってしらすがないとおそらく「ただのショウガ」になるわけで、しかしやはりここはもうちょっとしらすの分量を増やして食感的にもう少ししらすを食べている感じが欲しいところ。商品名も「しらすしょうが」という感じで「しらす」が「しょうが」よりも前に出ているため、しらすぎっしり!ぐらいの方がネーミングのイメージ的にはしっくりくるはず。なお、北野エースの方によると、パスタに混ぜても合うとのことです。
そして、ファイナルは「大人のための八種の野菜しょうゆ漬け」。
見た目は、「大人のためのしらすしょうが」よりもさらに具がみっちりと入っている感じ。それぞれの具の大きさもシリーズの中では一番大きいです。原材料は大根、にんじん、キュウリ、コリンキー、ごぼう、みょうが、しその実、ショウガ、赤唐辛子、しょう油など。
八種の野菜が入っているのですが、同じような形にカットされたうえ、しょう油の色に染まっているため、見ただけで個別にどれが何かを識別するのはかなり困難。
いろんな具材が入っていますが、感じられる味はどれもほとんど同じで、一番近いのは「福神漬」。食感もまさに福神漬といった感じで、素材自体の味の吹き飛び具合も福神漬を彷彿とさせます。具が割と大きいので、そのままおかずの一品としても使え、おそらくカレーとよく合うはず。白飯とともに食べると完全にお漬け物感覚になります。
ポイントとして、どれもこれも和風の味付けであり、ちょっと高級そうな雰囲気と一風変わった味の方向性であるため、1つ399円というのは割と妥当なラインで、ご飯以外にもいろいろと料理に応用が利きそうなのも良い感じです。
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