海外の大学の教授はどれぐらい給料をもらっているのかトップ10

by puuikibeach

学問を究める大学教授、特に海外の大学の教授はどれぐらいの給料をもらっているのか、THE CHRONICLE of Higher Educationが国公立、私立、4年制、短大など合計1251校の教授、准教授、助教、講師の給料データをまとめています。

Interactive Table: Average Faculty Salaries, 2011–12 - Labor & Work-Life Issues - The Chronicle of Higher Education

◆1位：ハーバード大学 19万8400ドル(約1619万円) 教員1人に学生7人

アメリカ東海岸の名門校連盟アイビーリーグの1校で、世界最難関クラスの大学の1つ。オバマ大統領の出身校でもあり、現在3万4412人の学生が在籍しています。2010年秋のデータによると、常勤の教員が2752名、非常勤が692名、大学院生助手が1818名。常勤教員のうち、終身在職権(テニュア)をすでに保有しているのは807名、終身在職権路線にあるのが391名、非終身在職権路線にあるのが423名、教員待遇外が1131名。

教授の性別で平均給与を見てみると、男性は20万1600ドル、女性は18万7500ドル(男性比93％)。この性別による給与比率の中央値は91％だそうです。

◆2位：コロンビア大学 19万7800ドル(約1614万円) 教員1人に学生6人

ハーバードと同じくアイビーリーグの1校。学生数は2万6341名。常勤教員は1439名おり、そのうち705名が終身在職権を保有。男性教授の平均給与は20万3000ドルでハーバード大学を上回りますが、女性教授は18万600ドルで男性に対して89％と低めになっており、総合では2位に。

◆2位：シカゴ大学 19万7800ドル(約1614万円) 教員1人に学生6人

同率2位はシカゴ市にある私立大学のシカゴ大学。経済学の学派の1つ「シカゴ学派」は、本学の経済学部を中心として受け継がれてきたことからその名前がつけられています。

◆4位：スタンフォード大学 19万5400ドル(約1593万円) 教員1人に学生10人

シリコンバレーの中央にある西海岸の名門校。比較的給与の性差が小さいことが特徴的で、男性教授の平均が19万6300ドルなのに対して、女性教授の平均は19万2300ドルで男性比98％。また、准教授の平均給料は13万1200ドル(約1070万円)で、他の上位大学を抜いてトップです。

5位以下はこのような顔触れです。

◆5位：プリンストン大学 19万3800ドル(約1580万円) 教員1人に学生6人

◆6位：ニューヨーク大学 18万2400ドル(約1487万円) 教員1人に学生11人

◆7位：ペンシルベニア大学 18万1600ドル(約1481万円) 教員1人に学生6人

◆8位：イェール大学 18万400ドル(約1471万円) 教員1人に学生6人

◆9位：デューク大学 17万5300ドル(約1429万円) 教員1人に学生8人

◆10位：カリフォルニア工科大学 17万2800ドル(約1409万円) 教員1人に学生3人

なお、THE CHRONICLE of Higher Educationがリスト化した全1251校の中で、最も教授の平均給与が低いのは「ヴィラ・マリア・カレッジ・バッファロー」の4万2200ドル(約344万円)でした。

ちなみに、日本の全国立大学(86機関)の教授の平均年収は1053万円、私学だと年齢にもよりますが1400万円を越えるところもあるそうです。