Linuxがどのようにして作られてきたのかが3分で分かるムービー「How Linux is Built」


意識するしないに関わらず、思っている以上に触れることの多いOSがLinuxです。いったいこのLinuxが世界中でどれほど使われているのか、そしてどのようにして作られてきたのかが簡潔にわかりやすく示されているムービーが、The Linux Foundationによって作成され公開されています。

How Linux is Built - YouTube


カタカタカタと0と1の羅列が登場して……


その中から「HOW LINUX IS BUILT」というタイトルが出現


意識していなくても、みんなLinuxを毎日使用しています。


例えば手元のスマートフォン。毎日、85万台のAndroid端末(Linuxベース)がアクティベートされています。


ちなみに、Windows Phoneは1日3万台です。


このムービーを再生してからここまででだいたい30秒弱ですが、その間に100台のAndroidスマートフォンがアクティベートされてオンラインになっています。


世界中ではだいたい70万台のテレビが毎日売れています


それらの中でもLinuxが動いています


金融取引を行うシステムの10件に8件はLinux上で動いています


世界のスーパーコンピュータ10台のうち9台はLinuxです


Google、Twitter、Facebook、Amazon.comといった巨大サイトもLinuxによって支えられています


では、どのようにしてLinuxは作られているのでしょうか?


Linuxは他のOS、たとえばWindowsやiOSとは異なった作られ方をしています。


Linuxは会社や距離、市場を越えたみんなの協力を得て作られています。


Linuxはコンピューティングの歴史の中でも最大級の協力開発プロジェクトです


2005年から延べ8000人以上の開発者が携わっています


会社の数でいうと800以上


そのソースコードは1500万行にものぼります


ここ2、3年で150万行ほど増加しました。


ちなみに、ホメーロスの叙事詩「イーリアス」が1万5000行。トルストイの歴史小説「戦争と平和」が56万語です。


Linuxがどれぐらいの早さで開発され、リリースされているかというと……


新しいカーネルがリリースされるのはだいたい2~3ヶ月毎。他のOSであれば、だいたい1年以上はかかるところです。


Linux開発の協力作業では独特のプロセスが踏まれています


開発者はそれぞれにパッチを作ります


パッチの中には機能の変更、追加、削除の情報が入っています。


完成したパッチはLinuxカーネルのシニア開発者のもとへ。


さらに精査を経て、メンテナと呼ばれる人がレビューを行います。


「このパッチ、OK!」


そしてLinuxカーネルの“優しい終身の独裁者”、つまり最後の調整担当であるリーナス・トーバルズのもとへ。次のカーネルがリリースされるときに追加するかどうかが決められるというわけです。


カーネルのリリースごとにパッチは1万以上増加。


毎時6つずつというペースです。


Linuxの発展は他に並ぶものがないレベル


携帯端末だけではなく企業内、ウェブインフラ、データセンター、スーパーコンピュータなどなど……


Linuxはさらなる先へ。

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