裸の男たちが凍った川で水を浴び炎の上で叫ぶ「蘇民祭」現地取材~極寒編~


日本三大奇祭のひとつとして知られる「蘇民祭」は零下の気温の中で水浴びをしたり、燃えさかる炎の上で気勢をあげるといった過激な内容の伝統行事。前の記事では会場となる岩手県の黒石寺の様子をレポートしたので、今回は祭りの前半の山場となる氷の張りの池での行水「裸参り」の様子をレポートします。

「裸参り」が始まる夜22時ごろには境内にある「瑠璃壺川」周辺は報道陣やアマチュアカメラマンたちでごったがえしています。地元の常連さんによればワイルドするぎると物議を醸したポスターが話題になった2008年に比べれば数は減ったそうですが、それでもかなりの数の人がいます。


撮影に来ている人たちは全員が徹底した防寒装備です。


温度計の表示は約マイナス4度。マイナス10度だと言っている人もいたので正確な温度はわかりませんが、とてつもなく寒いことだけは確か。


行水が行なわれる川はこんな感じ。水が濁っているので見えづらいですが、深さ膝下くらいまでしかありません。


お寺で着替えを済ませた人々が厄を払うというかけ声「ジャッソー、ジョヤサ!」を叫びながら石段から登場。なお、水浴びと本堂へのお参りを3回繰り返すのが正式な「裸参り」スタイルで、参加者は厄年の人が中心です。


先頭の男性が氷を桶で砕きながら水に入ると、一斉にフラッシュがたかれます。


後は雪崩をうって後続の男衆がやってきます。


用意された桶を使って水をかぶりながら「無病息災!」「家内安全!」などの願いごとを叫ぶ人もいました。


直前まで余裕の表情を浮かべていた人たちも、水をかぶる時には苦悶の表情に。


ダウンジャケットを着込んで取材していても震えがくる程の寒さの中、頭から冷水を浴びます。


現場は見物人や報道陣に祭りの関係者と参加者がスシ詰め状態になり騒然とした雰囲気。


現場の雰囲気は以下の動画で見ることができます。

2012年「蘇民祭」裸参り-1 - YouTube


水から上がった人たちはそのまま本堂へ戻りお参りをします。


本堂の周りを回った後は、再び行水のために「瑠璃壺川」に戻ってきます。


1回目と同じ男性が先陣を切ります。


水しぶきをあげながら水をかぶる人々。


最初とは別の角度から撮影した2回目の水浴びの様子は以下の動画で見る事ができます。

2012年「蘇民祭」裸参り-2 - YouTube



再び本堂へ。足下は足袋とわらじのみで凍てつく道を進みます。


最後となる3回目の行水のために「瑠璃壺川」へ戻ってきました。この頃には寒さの感覚が麻痺しているらしく「手がしびれてる」、「鼻の感覚が無い」といったうめき声が聞こえてきました。


気合いをみなぎらせて全身に水を受けます。


本堂への3度目のお参りを済ませた後は、一度室内に戻ります。


本堂の周りを歩く人々の様子は以下の動画で見ることができます。

2012年「蘇民祭」裸参り-3 - YouTube


世話人の案内で部屋の中へ。ここまで来ると密集した人の体温でかなり暖かくなっています。


炭火で暖をとったり、暖かい飲み物で体力を回復し次の行事に備えます。


巨大なたき火を作り、その上でふんどしの男たちが気勢を上げる「柴燈木登り(ひたきのぼり)」などは次の記事をお楽しみに。

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse_log