狛犬ならぬ狛竜がいる伏見神寶神社へ初詣に行ってきた
無数の鳥居が並ぶ「千本鳥居」で有名な伏見稲荷大社の近くに、今年の干支である「辰(竜)」が“狛竜”を務めている「伏見神寶神社(伏見神宝神社:ふしみかんだからじんじゃ)」があるということで、初詣に行ってきました。
Googleマップで見ると場所はこのあたり。左側に京阪本線とJR奈良線が走っており、右側に広がる稲荷山の麓に伏見稲荷大社があります。その伏見稲荷大社の東方、「深草笹山町」と書かれた場所の上あたりに「伏見神寶神社」があります。
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今回はJR奈良線の稲荷駅からアプローチしました。今年の正月三が日、伏見稲荷の参拝者は昨年よりも2万人多い278万人だったそうです。
稲荷駅を出てすぐ向かいが伏見稲荷大社の大鳥居です。
参道は人でギッシリ。
思わずサツマスティクを買いそうになります。スティク……?
楼門
お稲荷さんなので狛犬の代わりに狐が鎮座しています。
こちらの狐は宝玉をくわえています。
本殿の前にはお参りする人がずらりと行列を作っていました。
三が日ではなくてもこの人出とは……
見た目はかなりの行列でしたが、じっと並んでもだいたい15分ぐらいで参拝を終えることができました。
参拝をすませて、お守りを買い求める人たち。
ここで帰ってしまう人も多いのですが、今回の目標はここではないので「千本鳥居」と書かれた右奥へと進みます。
途中にこのような伏見稲荷大社参拝図があるのですが、伏見神寶神社は載っていません。というのは、伏見神寶神社はそれで1つの神社であり、伏見稲荷大社の末社ではないから。
ずらっと並んだ鳥居のトンネルを抜けていきます。
本殿から5分ほどで奥社参拝所に到達。ここのご案内にも伏見神寶神社は見あたりませんが、道は間違っていないので大丈夫。
ここからさらに鳥居は続いていくのですが……
参拝所からわずかに進んだところで鳥居が途切れる箇所があります。
伏見神寶神社へはここを右折して登っていきます。
ぼーっとしていると通り過ぎてしまうので注意。
道はこのように、これまでの参道とはまったく異なった趣を見せます。
登ることわずか2分ほどで神社が見えてきます。
ここが目標の伏見神寶神社。
向かって右におわすのが狛竜「天龍」。
口を開いた「阿形」になっている天龍。
そして左におわすのが狛竜「地龍」。
口を閉じた「吽形」です。阿吽の並びは狛犬と同じ。
竜神を祀る神社はありますが、このように“狛竜”になっているのは非常に珍しいケースです。なお、神社の名前にもなっている「神寶」とは十種神宝、すなわち興津鏡(おきつかがみ)、辺津鏡(へつかがみ)、八握剣(やつかのつるぎ)、生玉(いくたま)、死反玉(まかるかえしのたま)、足玉(たるたま)、道反玉(ちかえしのたま)、蛇比礼(おろちのひれ)、蜂比礼(はちのひれ)、品物之比礼(くさぐさのもののひれ)のこと。気をつけていないと見逃してしまいそうな神社ですが、今年の干支にちなんだ神社でもあるので、伏見稲荷へ足を運んだ際にはぜひ参拝して下さい。
ここから再び鳥居をくぐって戻っていきます。
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