ソフトウェア

USBメモリを挿すだけでPCのリモート監視が可能になる「FinFly USB」


USBメモリを挿すだけでソフトが自動的にインストールされ、PCをリモートで監視できるようになるというソフトが「FinFly USB」です。これもWikileaksの「The Spy Files」で挙げられているソフトの一つです。

The Spy Files - Remote Monitoring & Infection Solutions: FINFLY USB
http://wikileaks.org/spyfiles/docs/gamma/294_remote-monitoring-and-infection-solutions-finfly-usb.html
http://wikileaks.org/spyfiles/docs/gamma/306_tactical-it-intrusion-portfolio-finusb-suite.html

◆FinFly USB


サンディスク製の16GBのUSBメモリ。どこにでもあるこのUSBメモリにFinFly USBが入っています。


製品の特徴は
・リモート監視方法を対象となるPCに密かにインストールできる
・ユーザーによる操作はほとんど、あるいはまったく必要ない
・PC上ではまるで音楽ファイルや映像ファイルのようにどこにでもあるファイルを装う
・たとえ対象のPCの電源が切られてもUSBからブート可能
・ハードウェアがどこにでもあって疑われることのないUSBデバイスである
ということ。

Finspyシリーズとは統合が可能で、インストールすると自動的にアクティベーションが行われます。


では、実際にどのように用いるのかという様子はこちらから。


舞台として想定したのは、ターゲットとなる人物が複数のインターネットカフェを利用する場合。


ネットカフェには複数台のPCがあります。


そこへ実際に捜査員が出向きます。


PC1台ずつにFinFly USBをインストールしていきます。


すべてのネットカフェのすべてのPCにインストールすれば作業は完了。


監視対象の人物がネットカフェにやって来ました。


そしてSkypeを使ったりすると……


その様子がすべて捜査本部に筒抜けになる、という仕組みになっています。

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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