世紀のビッグスター・ジャイアンこと剛田武の食べられる1stアルバムが登場
「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」に行った時に買ったおみやげの中でも、特に強烈だったのがジャイアンこと剛田武のファーストアルバム。ジャイアンの歌声は聞く人すべてを完膚無きまでにしびれさせ、再起不能にすることで有名ですが、このアルバムはいたって普通に楽しむことのできるものとなっています。
これがジャイアンの記念すべきファーストアルバム。
「世紀のビッグスター」という二つ名は、ジャケットにでかでかと書いてあります。
「あなたのために…。剛田武がお届けするコイン型チョコレート」と、まるでCDのアオリ文句のようなコメントが書かれています。
衣装に身を包んで絶唱するジャイアン。これぞまさにビッグスターの貫禄。
背景やジャイアンの周囲のキラキラ具合は別に光が反射しているわけではなく、ジャイアン自身が光を放っています。
まるきりCDのようなパッケージですが、「ファーストチョコレートアルバム」とあるように、中にはコイン型のチョコレートが入っています。
ケースの背の部分もぬかりなし。
裏面は主に商品内容の説明にスペースが裂かれています。
中身はチョコレートなので、原材料名には砂糖やココアバターなどが書かれていました。
表面の情報量の多さには圧倒されましたが、正式な商品名は「ファーストチョコレートアルバム」。価格は税込683円です。
販売者は今年で創立80周年を迎えるという老舗洋菓子店の「モロゾフ」です。
中身はこんな感じ。
ジャケットが印刷されていた紙は2つ折になっていましたが、中には特に何も書かれていませんでした。
コイン型チョコレートが全部で9枚入っています。表面はすべて気持ちよさそうに「ボエ~」と歌い上げるジャイアン。
一方、その裏側にはジャイアンのあまりの歌声を聞いて、とんでもない表情を浮かべている仲間たちが。
スネ夫
のび太
ドラえもん
しずかちゃん
チョコを覆っている金紙を取ってみました。
どれもエンボス加工がされてイラストが再現されていますが、やはり金紙があった方が見た目には分かりやすいようです。味はカカオの香りが強めのビター系のチョコレートで、安心して食べられる味でした。
続いて、一緒に購入した「人形焼」も食べてみます。味はこしあんとカスタードの2種類。
カスタードはその色に合わせて、全体的に黄色いパッケージになっています。
箱の底にはミュージアムの名前が落語っぽいデザインで書かれています。
パッケージの裏側。人形焼はキャラクターの顔の形をしているそうです。ものすごくリラックスした表情のドラえもんの大きいイラストも添えられています。
原材料には、小麦粉などを主原料として卵などでペースト状にしたフラワーペーストやハチミツ、牛乳などが使われています。意外なところで米酢なども。製造しているのは、浅草や東京駅などで売られている各種キャラクター人形焼きや雷おこしを製造している「常盤堂雷おこし本舗」。
箱から出してみました。箱のイラストと同じ順番で、各キャラクターの人形焼が並べられています。
すべて包装をはがしてみました。
「エスパー魔美」の魔美の再現度はかなり高いものの、笑みを浮かべた口がかけてしまっているのが惜しいところ。
ドラえもんはおおむねイラスト通り。
これは……コロ助……?
チンプイは耳が大きくて横長なので、人形焼きとしてはちょっと規格外なのか、パッケージから少しはみ出しそうな形状でした。
パーマン1号は外側のりんかく線がもうちょっと濃ければバッチリ。
Q太郎は頭のてっぺんの毛を再現しようとしたあまり、何か別のキャラクターっぽい外見になってしまっていました。
中身がどうなっているのかちょっと切ってみました。
中央にフラワーペーストが四角い形状で詰め込まれています。ペースト自体はそこそこ多めに入っていたのですが、外側の生地の味がかなり強く、そちらの味を強く感じるものとなっていました。
今度は「こしあん」を見ていきます。
裏側にはやっぱりドラえもん。
こしあん以外の材料はほぼカスタード味と同様。
開けてみたところ、やはりキャラクターの顔が順番通りに入っていました。
カスタードの包装紙は無地だったのですが、こちらには「こしあん」という文字が印刷されています。
ほとんど出来栄えは同じだったのですが、先ほど1番衝撃を受けたコロ助を開封してみることに。心なしかさっきよりも顔が薄いというか、目が見えないような……
切ってみました。
やはり中央に四角い形状でこしあんがつめこまれています。あんこの味はあまり強くなく、カスタード味同様にハチミツ風味の強い生地の風味が勝っているような印象。熱い緑茶のお茶請けに最適な味でした。
・関連記事
「きこりの泉」からきれいなジャイアンが出現するムービー - GIGAZINE
これがホンモノの「きれいなジャイアン」だ! in ワンダーフェスティバル2008[冬] - GIGAZINE
フレンチトーストになった「アンキパン」やジャイアン顔のカツ丼、ドリアもん - GIGAZINE
藤子・F・不二雄のデスクを再現、膨大な資料にまぎれて恐竜の化石も - GIGAZINE
・関連コンテンツ