「最も労働時間が長いのはどの国か」が一目でわかるインフォグラフィック

by Sean MacEntee

「世界29カ国の中で最も労働時間が長いのはどの国か」ということが一目で理解できるインフォグラフィックです。「経済協力開発機構(OECD)」のデータを元にしており、1日あたりに行う有償労働時間と無償労働時間(家事や買い物など)の合計を各国ごとに表しています。また、このインフォグラフィックでは「家事などの無償労働時間における男女別の差異」といったデータも併せて掲載されているので、毎日の時間の使い方について考える良い切っ掛けになりそうです。

HR Environmental Scan?Work hours around the world [infographic]

この縦に長い画像が「世界29カ国の中で最も労働時間が長いのはどの国か」をまとめたインフォグラフィック。


灰色のグラフが1日における国民の平均的な有償労働時間もしくは勉強時間を表しており、それよりもやや青みがかったグラフは無償労働時間を表しています。その2つを合計した数値が黄色のグラフです。

29位から20位を見ていきます。最下位(つまり最も労働時間が短い国)はベルギーで、1日の平均労働時間は7.1時間。28位のデンマークと比べても0.3時間少なく、堂々たる最下位となっていました。ドイツやフランス、オランダやイギリスなどヨーロッパの国ばかりがランクインしている中、唯一南アフリカ共和国が26位に入っています。また、どの国も有償労働の方が無償労働よりも長くなっており、特に南アフリカは差が大きいです。ちなみに、デンマークの有償労働は正確には3.75時間で、世界で最も短いとのこと。


続いて19位から10位。先ほどとは打って変わってアジア、オセアニア、ヨーロッパとさまざまな地域の国がランクイン。オーストラリアとトルコは有償労働よりもわずかに無償労働の方が長いという結果に。それとは逆に韓国は有償労働が5.8時間と圧倒的に長いですが、無償労働が2.3時間と世界一短いです。


そして9位から4位。中国も韓国のように有償労働と無償労働の差が大きいのが目立ちます。先進国のイメージが強いアメリカは9位でした。


いよいよ3位から1位です。3位には西ヨーロッパのポルトガルが合計8.8時間でランクイン。2位は日本で合計9時間、韓国や中国よりもさらに有償労働と無償労働の差が開く結果となりました。なお、6.3時間という有償労働時間は世界最長です。そして1位に選ばれたのはメキシコ。9.9時間と圧倒的な労働時間となっており、無償労働時間は世界最長。ちなみに、右下のデータは世界の平均を表しています。平均的な労働時間は8時間よりもちょっと長いくらいだそうです。


こちらのグラフは無償労働時間における男女別の差異を表したもので、世界の平均値から導き出されています。これによると、男女ともに最も時間をかけているのは調理ですが、女性は男性の4倍も長いようです。また、男性は掃除に10分しか使わないものの女性は43分もかけており、逆に組み立てや修理といった日曜大工的な作業は男性が13分で女性は3分のみ。ショッピングや子どもの世話など、無償労働には全体的に女性の方が男性よりも時間をかけていますが、唯一ボランティアだけは男女の差異が見られなかった点が興味深いです。

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