細かい部分まで凝りに凝った藤子・F・不二雄ミュージアムの写真いろいろ

そんなわけで、SF(すこしふしぎ)を詰め込んだ川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムをくまなく味わい尽くしたわけですが、このミュージアムの開館には実は12年という年月がかかっています。今回の内覧会で行われた川崎市の阿部孝夫市長によるあいさつによると、平成11年には原画などを提供してもらっていたとのこと。ミュージアムの伊藤善章館長(藤子プロ社長)は、建築物は藤本正子さんと藤子プロによって建造されたもので、土地を川崎市が用意し、負担付き寄付という形で作られた文化施設だと語りました。
川崎市では今後、周辺整備を責任もって行い、駅からのアクセスも整備。来年がドラえもんの生誕年である2112年の100年前にあたるので、何かイベントを行えればと考えているそうです。

伊藤館長。「藤子・F・不二雄ワールドが元気でいるためには、作品を伝え続けるしかありません。皆様の応援をいただき、ミュージアムをより充実した施設としていきたいと思います」と思いを語りました。

藤子・F・不二雄さんの夫人、藤本正子さん。ミュージアムのおしゃれな空間にはとても満足しており、「どうぞ、60年黙々とマンガを描き続けた、ひとりの男の仕事を見てやってください」とのことでした。

このあいさつはミュージアム2階にある「Fシアター」という劇場で行われました。スクリーンの裏に隠し扉があり、そこが開いてドラえもんやコンパニオンさんが登場するという仕掛けになっていました。





ちなみに待機中の様子はこんな感じ。まさかこの扉が開くとシアターに通じているとは思いませんでした。

ドラえもんとのフォトセッションの様子。

Fシアターの入口側。

いろいろなキャラクターのイラストがスター俳優のように飾られる中、映画監督のようにカメラをチェックする藤子さんの姿も。

館内展示物から、藤子・F・不二雄さん1歳の写真。

これは手塚治虫さんから送られたという手紙。「いつも漫画少年で名前を見ていますよ」という書き出しに、手塚ファンであった藤本さんがどれだけの衝撃を受けたのかは想像もつきません。

こちらは漫画家25周年記念で手塚さんから送られた色紙。ドラえもんと一緒にいるのは手塚さんがよくコマのすみなどに描いていたヒョウタンツギ。

館内は退屈するところがほとんどありません。たとえばこれはトイレへの案内。よく見ると男女のマークはのび太&しずかちゃんっぽいシルエット。

トイレの入口ではこのシルエットがソワソワしています。


トイレの中にも……

「いそげ」

「れいせいに」。どこまでも楽しませてくれます。

手洗い場には「水って大切だね。」とQ太郎がいました。

ここのトイレのイラストでは魔美がダッシュしています。

館内、最後にあるのがミュージアムショップ。各種おみやげやグッズを販売しています。


これはその一部分。

オーソドックスなドラえもんのぬいぐるみ。

コロ助。

21エモンのモンガー。

スリムマグカップにはきれいなジャイアンが描かれています。

藤子・F・不二雄キャラが勢揃いで描かれているクッキー缶。

買い物を終えたらあとは自動ドアを出るだけ……ですが、最後にドラえもんから「わすれものない?」というメッセージが。

そして「またきてね!」

機会さえあればじっくり1日味わいたいミュージアムです。開館は9月3日からで、日時予約制なので訪問を希望する人は事前にチケット購入方法を確認の上、ローソンチケットで希望日のチケットを購入して訪れて下さい。入館料は大人・大学生が1000円、高校生・中学生が700円、4歳~小学生が500円です。
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
http://fujiko-museum.com/
©Fujiko-Pro
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