「REGZA Phone」の今後は?「富士通東芝」から東芝が完全撤退へ
2010年10月に富士通の携帯電話事業と東芝の携帯電話事業が統合され、国内市場1位のシャープに次ぐ約20%のシェアを占める「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」が生まれましたが、東芝が完全に手を引くことが明らかになりました。
東芝、携帯電話事業から撤退…富士通に売却へ : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売新聞社の報道によると、富士通は東芝と設立した携帯電話事業の合弁会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」を完全子会社化する方針を明かしたそうです。
これは2012年前半に富士通東芝モバイルコミュニケーションズに対して東芝が出資している19.9%分の持ち株を富士通が買い取り、出資割合を現在の80.1%から100%へ引き上げるというもので、東芝は携帯電話事業から完全撤退する見通しとのこと。
現在、富士通本体ではNTTドコモ向けの端末を開発し、富士通東芝モバイルコミュニケーションズはKDDI向けなどの端末を開発していますが、将来的に富士通本体の事業と統合して開発費などのコスト削減を図る考えだとされています。
ちなみに東芝の液晶テレビブランドを冠した「REGZA Phone」などが今後どうなるのかという点が非常に気になるところですが、三洋から携帯電話事業を買収した京セラが買収後も「SANYO」ブランドを冠した「SA002」などをリリースしていたため、ユーザーの混乱を招かないという観点からも、同様の措置が実施されるのかもしれません。
なお、2008年にNTTドコモの「D」シリーズで親しまれていた三菱電機が撤退したほか、2009年にはNECとカシオ、日立が携帯電話事業を統合し、「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」を設立するなど、国内メーカーの再編は続いており、特に大きな合併劇もなく単独で携帯電話事業を展開できている大手メーカーはシャープとパナソニックを残すのみとなっています。
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