築100年を超えてなお姿を残すロシアの水力発電所
水力発電や治水の目的で造られるダムは、だんだんと堆積物が増えていって貯水力が落ちるため、いつかは寿命を迎えます。ロシアのチェリャビンスク州には1908年に作られたという水力発電所があるそうで、今も取り壊されずにその姿を残しています。
100 Year Old Hydro Power Plant | English Russia
場所はチェリャビンスクの西、ポロギという集落。
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この水力発電所はウファ川の源流の一つ、サトカ川に作られました。
穏やかな表情を見せるダム湖。
轟々と水が流れていますが、発電は2000年に停止しているそうです。
これが発電所の建物。しっかりしているように見えるのですが、あと10年もすると崩壊するのではないかと懸念されています。
発電所内部、今でも使えそうな雰囲気です。
現役時代の写真でしょうか。ウラル山脈周辺の森林開拓が行われていた時期がこの発電所の最盛期だったそうです。
近隣にはいくつかホテルなどが建っているのですが、この発電所からの送電を受けていたそうです。
築100年と聞くと相当古いもののような気がするのですが、この近くのサトカという都市には150年間も稼働しているという冶金工場があるそうです。そちらもぜひ見てみたいですね。
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in Posted by logc_nt
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