GONZOのアニメ映画「アフロサムライ」がハリウッドで実写映画化へ


2007年に制作されたアニメ「アフロサムライ」が、声優として出演した俳優のサミュエル・L・ジャクソンをプロデューサーに迎えて、ハリウッドで実写映画化に向けて動き出したことが明らかになりました。

「アフロサムライ」は漫画化の岡崎能士さんを原作として、監督に「バジリスク~甲賀忍法帖~」の木崎文智さん、脚本に同じく「バジリスク~甲賀忍法帖~」のむとうやすゆきさんらをスタッフに配して制作されたアニメ映画。

1990年代に川尻善昭監督の「獣兵衛忍風帖」が北米に上陸して「Ninja Scroll」のタイトルで50万本を売り上げるヒット作となったことがありますが、「アフロサムライ」は最初から海外向けに制作され、主人公役は作品に惚れ込んだというサミュエル・L・ジャクソンが声優として参加しました。


2009年には続編「アフロサムライ:リザレクション」も制作され、美術監督の池田繁美さんは日本のアニメ作品で初めてエミー賞の個人部門を受賞することになりました。

今回、北米の独立系映画制作会社のIndominaグループが「アフロサムライ」の実写化権を獲得。プロデュースをIndominaグループとGONZOが共同で行い、プロデューサーとしてアフロサムライ役で作品に出演しているサミュエル・L・ジャクソンを迎えるということが発表されました。このプロジェクトでは、今年の夏に脚本家と監督を選んで、年末までにキャスティングを決定する予定となっています。

実際にできあがるのは2012年以降となりそうですが、かなり独特の世界を描いた作品だけに、実写化でどのような表現が行われるのか気になるところ。特にアフロサムライのアフロはアニメだとさほど違和感は覚えませんが、実写でのアフロというとちょっと面白い髪型というイメージがあるだけに、アフロサムライのストイックな雰囲気をどう出すのかは見てみたいところです。


ちなみに、アニメ映画の方も第3弾製作のオファーが来ているとのことですが、アニメ映画第3弾と実写が同時展開していくようなことになるのでしょうか。

©2006 岡崎能士・GONZO/サムライプロジェクト

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in Posted by logc_nt

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