日本でもパケット定額プランは消滅するのか?ソフトバンクにも聞いてみた
アメリカ最大手の携帯電話会社「Verizon Wireless」が今月からパケット定額プランを廃止して従量課金に切り替え、アメリカの上位2社が従量課金制に移行したことについて、日本でも同様の事態となるのかどうかをソフトバンクモバイルに問い合わせた回答です。先にお伝えしたKDDIの回答と併せて見てみると面白いかもしれません。
問い合わせた内容は以下の通り。なお、この質問内容は基本的に携帯電話各社に対して行われているものと同じです。
・2011年7月現在、3Gネットワークのトラフィックは増加しているのでしょうか。
・それはスマートフォンの普及によるものでしょうか。
・現状ではトラフィックが限界に達する時期はいつ頃であると予測していますか?
・アメリカのVerizon WirelessとAT&Tが「パケット定額プラン」を見直し、従量課金に切り替えましたが、トラフィックが伸び続ければ見直す可能性はあるのでしょうか。
・携帯電話各社が3Gネットワークのトラフィックを分散させる取り組みを行っていますが、御社の取り組みをお聞かせ願います。
これらの質問に対する回答は以下。
ソフトバンクモバイル:
スマートフォンの普及がトラフィック増大の一因であることは考えていますが、他社さまの施策に関してはコメントする立場にありませんし、当社の今後の戦略に関することについてはコメントを控えます。
「今後の戦略についてはコメントを控える」というのが回答ですが、昨年6月に同社社長、孫正義氏が通信量の半分を2%のユーザーが占めていることを明かした上で、トラフィックの増大を「携帯事業会社の経営者の悩み」としていたため、決してこの問題は他人事ではないということが分かります。
なお、参考までにソフトバンクモバイルは2010年から「ソフトバンク電波改善宣言」として、電波が入りづらい家庭や店舗にブロードバンド回線に接続できる小型基地局(フェムトセル)や無線LANアクセスポイントを無料で提供するといった施策を導入しており、エリアの穴を埋めつつ、トラフィックを3Gネットワーク以外へと分散する試みを実施しています。
・つづき
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