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日本でもパケット定額プランは消滅するのか?イー・モバイルも正式回答


アメリカ最大手の携帯電話会社「Verizon Wireless」が今月からパケット定額プランを廃止して従量課金に切り替え、アメリカの上位2社が従量課金制に移行したことについて、日本でも同様の事態となるのかどうかを月額4580円で通話もデータ通信も定額になる「通話定額無料キャンペーン」を打ち出すなど、大手3社とは一味違った戦略を展開するイー・モバイルに問い合わせてみました。

なお、すでに同様の質問に対してKDDIソフトバンクモバイルNTTドコモが回答しています。

問い合わせた内容と回答は以下の通り。

GIGAZINE:
2011年7月現在、3Gネットワークのトラフィックは増加しているのでしょうか。

イー・モバイル:
増加しています。

GIGAZINE:
現状ではトラフィックが限界に達する時期はいつ頃であると予測していますか?

イー・モバイル:
特に公表しておりません。

GIGAZINE:
アメリカのVerizon WirelessとAT&Tが「パケット定額プラン」を見直し、従量課金に切り替えましたが、トラフィックが伸び続ければ見直す可能性はあるのでしょうか。

イー・モバイル:
現在具体的に決まっていることはございません。

GIGAZINE:
携帯電話各社が3Gネットワークのトラフィックを分散させる取り組みを行っていますが、御社の取り組みをお聞かせ願います。

イー・モバイル:
モバイル通信と固定通信の組み合わせメニュー導入によるデータオフロードに取り組んでおります。

データ通信サービスを積極展開しているため、トラフィック増加の影響を受けやすいと考えられるイー・モバイルがトラフィックを分散するために行っている主な取り組みはモバイル通信と固定通信を組み合わせたサービス「EMOBILE 光」。

これは2:00~20:00まではイー・モバイルのネットワークを利用し、一般的にトラフィックが増大する時間帯とされる20:00~2:00までは家庭の光ファイバーネットワークを利用することで、両方のネットワークを月額6000円足らずで利用できるようになるという画期的なアイディアを採用したものとなっています。


ちなみに大手3社同様、イー・モバイルもデータ通信のヘビーユーザーに対して帯域制限を実施していますが、内容は「24時間ごとのパケット通信量が300万パケット(366MB)を超えた場合、当日の21時~翌日2時に通信速度制御を実施」というもので、他社が打ち出している「3日間で300万パケット」という基準よりも軽いものを採用し、さらに制御する時間帯も限定していることを考えると、大手3社よりはトラフィックに余裕があるということなのかもしれません。

・つづき
日本でもパケット定額プランは消滅するのか?UQ WiMAXにも問い合わせた - GIGAZINE

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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