時間はかかるがポテンシャルは高い、「ウォータードリッパー・クリア」を試飲
前回のフォトレビューに引き続き、水出しコーヒーが家庭で手軽に楽しめる「ウォータードリッパー・クリア」で作った水出しコーヒーの試飲レビューをお送りします。
水出しドリッパー:おいしいコーヒーを淹れる | ハリオグラスネットショップ
今回使ったコーヒー粉は「UCCゴールドスペシャル 粉タイプ アイスコーヒー」。
まず、粉受けボールを用意します。
そして付属の計量スプーンでコーヒー粉を投入。すりきり1杯がコーヒー1杯分(約12g)です。
今回は最大容量である6杯分のコーヒーを作るので、すりきり6杯のコーヒー粉を入れました。
水は、以前レビューしたクリンスイのポット型浄水器「CP015」で濾過したものを使用。
コーヒー粉を湿らせるため、先ほどの粉受けボールへ水を少々注ぎ……
そしてコーヒー粉全体が湿るように粉をよくかき混ぜます。この一連の作業は数回に分けて行うとよく抽出できるとのこと。
数回に分けて湿らせたので、コーヒー粉全体に水分が行き渡っています。
湿らせたコーヒー粉を平らにし、そこへ付属のペーパーフィルターを乗せ……
少量の水でペーパーを湿らせます。これによってコーヒー粉全体に水分が分散されるそうです。
次に、粉受けボールをスタンドへ設置します。
上ボールへ水を注ぎ入れ……
これから作るコーヒーの杯数分の目盛りまで水を入れたら完了です。フタを閉めましょう。
いよいよ水の滴下です。コックをひねって1秒に1~1.5滴落ちる程度に滴下速度を調節します。後半になるにつれて速度が落ちてくるので、最初はやや速めが良いようです。
滴下を開始したばかりだとコーヒーは抽出されません。何だか点滴みたいな感じがします。
しばらくしてコーヒーが抽出されてきました。
YouTube -「ウォータードリッパー・クリア」でコーヒーを抽出している様子
数十分が経過してもほとんどたまっていません。
5時間ほど放置してようやく6杯分の水出しコーヒーが出来上がりました。
上ボールに入れた水は空っぽ。
粉受けボールはこんな感じです。
スタンドにコーヒーがやや跳ね返っていました。
出来上がった真っ黒なコーヒー。
上ボールにセットしていたフタをそのままポットにはめて使えます。
コーヒーカップに注いでみました。「ウォータードリッパー・クリア」の実力を試すために、そのままストレートで飲んでみます。
編集部内で試飲したところ、共通した意見として出たのは「色が濃く、味も濃い」というもの。ただ、これは使用したコーヒー粉がアイスコーヒー用のものだったために、氷を入れるのを前提にして元から濃く作ってあるからなのかもしれません。味は濃いものの口当たりは滑らかで、苦みもとがった感じはなくまろやか。氷やシロップ、ミルクなどを入れて素直にアイスコーヒーとして飲めばかなり上等な味が出そうです。
また、コーヒー独特の香りが強く鮮やかに出ているので、コーヒーが好きな人にとってはたまらない香りが楽しめます。何度も使用しながら粉の量などを調節し、好みの味を作りだせるようになればコーヒー好きの人でも十分に納得できる1杯になる、そんなポテンシャルを感じました。
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