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超高速の「WiMAX 2」に対応した端末やWiMAXの活用例などが公開される


本日UQコミュニケーションズが下り最大330Mbpsを実現する「WiMAX 2」の実力をフィールドテストにおいて披露しましたが、発表会が行われた会場ではWiMAX 2対応端末やWiMAXの活用例などが公開されていました。

今までにない高度なマーケティング機能を搭載することで、売り上げを3倍に引き上げた次世代自販機など、WiMAXの高速・大容量回線の活用した事例には興味深いものがありますが、新たなアプローチが行われています。

まずは今回の目玉、「WiMAX 2」に関する展示。現行のDC-HSDPAやLTEを圧倒する通信速度と大容量通信を実現する次世代通信規格です。


左が基地局、右にあるのが移動局装置です。


WiMAX 2の特徴。光ファイバーを上回る伝送速度、リアルタイム通信、時速350km環境での通信、既存のWiMAXとの互換性維持、周波数効率の拡大などが特徴で、20MHzでのパフォーマンスは下り最大165Mbps、上り最大55Mbps、40MHzでのパフォーマンスは下り最大330Mbps、上り最大112Mbpsとなります。


WiMAX 2のチップセットの概要と試作端末いろいろ。USBドングル型端末やパソコンへのチップセット内蔵などが検討されています。


試作端末を接続したパソコン


電波法の関係で電波を発信することはできませんが、周囲の基地局の電波状況をモニタリングしていました。ちなみにこの試作端末、この小さな筐体に世界で始めてアンテナを4本搭載しています。


続いてWiMAXモジュール搭載機器紹介。


監視カメラもWiMAXを採用することで高画質な映像をリアルタイムに伝送できます。


通信モジュールも各社が提供。用途に応じて使い分けられます。


情報端末やVPNルーターもラインナップ


パソコンやスマートフォン以外にも自販機やデジタルサイネージ、ATM、プリクラなど、利用シーンが拡大しており、新たなビジネスへと繋がっています。


関西圏でもJR西日本の関連会社がWiMAXを用いた車両・地上間通信の適用実験を行っています。


ナムコ直営アミューズメント施設でもWiMAXネットワークを利用した「ニンテンドーゾーン」を導入。光ファイバーを導入できない店舗でも、WiMAXを利用することで整備が可能です。


UQ WiMAXの公式ページは以下から。

UQ WiMAX ホーム | UQ WiMAX -高速モバイル通信、高速モバイルインターネットのデータ通信カードを提供

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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