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地下鉄のトンネル内で「UQ WiMAX」を利用した高速インターネットが可能に、東京メトロや都営地下鉄と合意


「地下鉄のトンネル内でインターネットを利用したい」と思う人は多いと思われますが、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの高速モバイル通信サービス「UQ WiMAX」を展開しているUQコミュニケーションズが東京メトロや都営地下鉄とネットワークの整備で合意したことが明らかになりました。

UQコミュニケーションズが積極展開しているモバイルWiMAXルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」を使うことで、スマートフォンやノートパソコンをはじめとした無線LAN対応機器を使って地下鉄内で快適なインターネットを利用できるようになるほか、UQ WiMAXの弱点だった地下エリアの整備が一気に進むことになります。

詳細は以下から。
地下鉄で走行中ネット可能に NHKニュース

日本放送協会の報道によると、東京メトロと東京都営地下鉄は、KDDIやIntelなどが出資するUQコミュニケーションズと2012年3月までに一部の区間のホームやトンネルにアンテナなどの施設を整備することで合意したそうです。


このような試みはすでにJR東日本の新型成田エキスプレス「E259系」で導入されていますが、地下鉄としては初のことで、「モバイルWiMAX」に対応した機器であれば、走行中の地下鉄でも高速インターネットを利用できるとのこと。なお、2012年以降の計画ですが、別の私鉄などが管理している都営地下鉄の押上駅と目黒駅、それに新宿駅の周辺以外のすべての区間でインターネットが使えるように整備していく計画となっています。

CEATEC JAPAN 2010」で行われた、JR東日本の新型成田エクスプレス「E259系」でのWiMAXの活用例。


車両には沿線のWiMAX基地局の電波を中継することで、車内でWiMAX端末を利用しているユーザーの通信を安定させる役割を果たす「WiMAXレピータ」が搭載されています。


ちなみにKDDIは自社の3G回線とUQ WiMAXの回線の両方に対応したスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」を3月にリリースしており、秋にはさらにラインナップを大きく拡充することを表明しているため、今後WiMAX対応スマートフォンユーザーは「地上ではWiMAX、地下街では3G、そして地下鉄の中ではWiMAX」といったように回線をうまく使い分けることで、いつでもどこでも通信できる環境が実現することになります。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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