平日の睡眠時間が6時間以下だと、週末に寝だめをしても認知能力を回復できないことが明らかに

by samwebster

1週間働きづめでやっと迎えた土曜の朝は布団にくるまってうとうとして、平日の睡眠不足を補いたいと考える人も多いかもしれません。しかし、そうやって平日の睡眠不足を週末に補おうとしても、睡眠不足によって低下した認知能力を回復させるのは難しいことが、研究によって明らかになりました。

平日の睡眠時間が1晩あたり6時間以下の場合、週末に10時間ほど眠っても認知能力の回復は難しかったとのこと。認知能力が低下してしまうと当然ながら仕事の効率も落ちるため、平日にもなるべく睡眠時間を確保した方がよいということのようです。

週末の寝だめの有効性についての研究結果は以下から。Weekend lie-in doesn't make up for lack of sleep during week | Mail Online

週末に長く眠っても平日の睡眠不足による悪影響の一部を補うことはできないということが、米国での研究によって明らかになりました。睡眠時間が6時間以下に制限されてしまう場合、認知能力が低下していき、週末に「寝だめ」をしても回復することはほとんどないということです。

精神医学を専門に扱う睡眠のエキスパートであるAlexandros Vgontzas教授は、若い男女を専用のラボで13泊させ、その様子をモニタリングしました。

彼らは最初の4回は1晩あたり8時間の睡眠を取りました。続く6回は1晩あたり6時間まで睡眠時間は減らされ、その後3回は1晩あたり10時間と、それまでの睡眠不足を回復させるための長めの睡眠が設定されたとのこと。

「平日に蓄積された睡眠不足を補う目的で週末に長く眠るいわゆる『寝だめ』は、確かに眠気を解消する効果はありましたが、睡眠不足に起因する認知機能の能率低下を改善する効果は見られませんでした」と、Vgontzas教授は語ります。

また、男女では睡眠の傾向に差が見られ、女性の方が男性よりも深い睡眠を取ることによって、認知能力の低下を防ぐ効果が強く見られたとのこと。そのため、深い睡眠を多く取ることのできた女性は、平日に蓄積された睡眠不足による悪影響をうまくかわすことができるとも言えそうです。また、週末に長時間寝た際の認知能力の回復度合いも、女性の方がより高かったそうです。

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