WiMAXやLTE、3Gなどを組み合わせて快適通信、KDDIが推進する「マルチネットワーク」とは?
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/top.jpg)
NTTドコモやソフトバンクモバイル、イー・モバイルが現行の第3世代携帯電話(3G)の先にLTE(Long Term Evolution)の本格導入を見据えていますが、そんな中で他社同様にLTEを見据えつつ、WiMAXにも注力するなど、独自の動きを見せているのがKDDI。
同社が推進する「マルチネットワーク」の概要がワイヤレスジャパン2011の会場で展示されていました。
詳細は以下から。
ワイヤレスジャパン2011のKDDIブースにあるマルチネットワークコーナー。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080554_m.jpg)
KDDIが2012年に導入を予定しているLTEとCDMA2000の両方のネットワークに対応した端末の試作機が展示されていました。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080568_m.jpg)
LTE、CDMA 1x、EV-DOの3つの通信方式をサポート
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080572_m.jpg)
LTEのデモ。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080559_m.jpg)
「L」はLTE、「1X」はCDMA2000 1x、「E」はEV-DOを示しており、現在はLTEで通信中。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080565_m.jpg)
デモンストレーションの内容はこんな感じ。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080588_m.jpg)
下り70Mbps、上り23Mbpsほどのパフォーマンスを実現していました。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080600_m.jpg)
LTEやWiMAX、光ファイバー、3G、Wi-Fi、CATVといったマルチネットワーク(Multi-network)によって、さまざまなマルチデバイス(Multi-device)でコンテンツやサービスのマルチユース(Multi-use)が可能になる……というわけです。
![](https://i.gzn.jp/img/2011/05/25/kddi_multi_network_wireless_japan_2011/P1080557_m.jpg)
なお、KDDIのスタッフから今後のネットワークの利用について話を聞いたところ、LTEは現行の3Gと親和性が高く、シームレスで3GとLTEを切り替えた通信が実現できるため、基本的には音声部分を3G、データ通信部分をLTE……という形で利用することになるものの、WiMAXは高速・大容量な上にネットワークコストが安価で済むという利点があるため、用途に応じて最適なネットワークを選択するとしています。
・関連記事
「ワイヤレスジャパン2011」が本日からスタート、全記事一覧 - GIGAZINE
移動中に突然接続が切れても大丈夫な「切断耐性モバイル通信」登場、圏外を気にせず通信可能に - GIGAZINE
利用料無料の無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」は設定一切不要でワンタッチ接続、3GとWi-Fiを通信状況に応じて切り替え - GIGAZINE
キーボードを押す感触がタッチパネル上で体感できる新型スマートフォンをKDDIが開発中 - GIGAZINE
ドップラー効果を利用して目的地へ誘導する「スマフォスウィング」、近距離に強い位置情報案内アプリ - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 取材, モバイル, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Comfortable communication by combining W….