取材

「WiMAX 2」に匹敵する300Mbps以上の通信速度に、HSPAの今後のロードマップ


第3世代携帯電話(3G)の通信方式「W-CDMA」を拡張した高速パケット通信規格で、第3.5世代携帯電話(3.5G)として位置づけられる「HSPA」を「LTE(3.9G)」や「LTE-Advanced(4G)」までのつなぎの規格として導入している携帯電話会社は多く、イー・モバイルやソフトバンクモバイルは下り最大42Mbpsの「DC-HSDPA」をデータ通信サービス向けに提供していますが、HSPAはまだまだ高速化が続き、300Mbps以上の通信速度を実現する予定であることが明らかになりました。

詳細は以下から。
ワイヤレスジャパン2011のエリクソンブース

エリクソンは基地局インフラなどを手がけており、多くのシェアを占めています。


LTEに関しても積極的に展開しており、多くの国で採用。


そしてエリクソンはHSPA規格においてリーダーシップをとる立場にあり、次々と増速化などに成功。今年1月には高速通信を実現する「マルチキャリアHSPA」により下り最大168Mbpsを世界で初めて達成しています。


そしてエリクソンが今後展開を予定しているHSPAのロードマップ。168Mbpsの次は第4世代携帯電話「WiMAX 2(現時点で下り最大330Mbps)」と並ぶ336Mbpsを目指しているとのこと。


エリクソンのスタッフによると、さすがに336Mbpsまでになると、キャリアは実際に導入するかどうかをLTEやLTE-Advancedなどとの兼ね合いで考えるようになるため、商用化されるかどうかは未知数であるということでしたが、3Gをここまで拡張できるということ自体に驚かされます。

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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