名前とは裏腹に考え抜かれたユーザーインターフェースを持つタブレットのデザインコンセプト「弁当Box」
iPadに続き、メーカー各社から次々と新しいタブレットが発売されている昨今ですが、新たなタブレットのデザインコンセプトとして素晴らしいアイデアが公開されていました。その名も「弁当Box」。
弁当箱の名の通り、弁当Boxの中にはさまざまなデバイスが収納されており、シチュエーションに合わせてこれらを組み合わせて使ったり、取り外して個別に使用したりすることが可能。名前に似合わず考え抜かれたデザインになっています。
弁当Boxの詳しい内容は以下から。Bento Laptop Tablet Hybrid by René Woo-Ram Lee » Yanko Design
これが弁当Boxの全体象。
お弁当箱の中身は、15.4インチ、16:10 OLCDの「弁当Book」、11インチ、21:9 OLCDの「弁当Pad」、1TB SSDの「弁当Pod」、4インチ、16:9 OLCDの「弁当Phone」、外箱は太陽電池式充電のリチウムイオン二次電池バッテリー「弁当Pack」によって構成されています。
弁当Padをキーボードにして弁当Bookをメイン画面として使ったり、さまざまな利用方法が考えられます。
「弁当Bookはシームレスなモバイルコンピューティングの体験をお届けします」とのこと。
もちろん弁当Padや弁当Podを取り外して個別に使用することも可能。
弁当Bookは厚さ15mm。15.4インチで、バッテリーやストレージ、CPUなどは搭載していません。
弁当Bookはお弁当の中身である弁当Padや弁当Podのドックであり、ハブになります。中身のデバイスと接合することにより、ラップトップとして使用することができます。
弁当Bookと弁当Pad、弁当Phoneを接続して、弁当Padをキーボード、弁当Phoneをトラックパッドとして使用したところ。
弁当Padに直接ペンで書き込み可能なセカンドディスプレイとして使用することも可能。ソフトウェアキーボード(鍵盤)を表示させることで演奏や作曲も可能です。
デバイス間のシームレスな連動。
弁当Bookはバッグに入れて持ち運びもできます。
弁当Bookや弁当Padを入れ替えるだけで簡単に最新モデルへと変更することができます。
弁当Padは厚さ8mmで10インチのOLCDスクリーンを備えています。
弁当Padのみでさまざまな角度に自立させることも可能。
Bluetoothでデスクトップと接続してワイヤレスキーボードとしても使えます。
弁当Padはドックにウィジェットを追加したりして、弁当Bookの補助として使うこともでき、21:9のワイドな画面でムービーを見ることも出来ます。
タッチスクリーン式のゲームにも対応。横長の画面を生かして2画面使い、ウィンドウからウィンドウへのドラッグ&ドロップも簡単。両手で持って親指2本で使えるキーボードの形式もあります。
弁当Padの横長の画面はキーボードとして使うのに適しています。
縦の長さが必要な作業にはラップトップを使用。
仕事が終わったころには、弁当Padは完全に充電されているはず。
弁当PadはPCに取って代わるものではなく、PCをより便利に使えるようにするデバイスです。
弁当Boxのデザインは、Rene Woo-Ram Leeによるものです。
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