新たに描き起こされたキャラクター設定画やオープニングストーリーをバァーンと公開、PSPで蘇る「俺の屍を越えてゆけ」

先日、1999年にPSで発売された名作RPG「俺の屍を越えてゆけ」がPSPでリニューアルされることを記事にしましたが、新たに続報が入って来ました。

今回公開された情報は、新キャラクターと思われる人物も含む、新たに描き起こされたキャラクター設定画やオープニングストーリーの内容など。また、オリジナル版にあったオープニングムービーもPSPに最適化された形で用意されるなど、今から2011年秋の発売が待ち遠しくなるような内容となっています。

PSP版「俺の屍を越えてゆけ」の続報は以下から。◆キャラクター設定画

キャラクターデザインを担当する佐嶋真実氏が新たに描き起こしたキャラクター設定画が公開されました。これらのキャラクターがどのように物語へと関わっていくのでしょうか。

頭に輪っかをつけ、翼が生えた少年。黄川人に似ていますが……。

こちらの長髪の男性は新キャラクターでしょうか。

天界の女神「太照天昼子」と思われる女性。

◆キャラクター

オリジナル版に引き続き、物語の重要人物である初代当主(プレイヤー)の両親と鬼たちの頭目「朱点童子」が登場します。

初代当主の父であり、並ぶ者のない剣士「源太」。朱点童子によって命を落とすことに。

初代当主の母「お輪」。術と薙刀の腕前は一流ですが、子供を救うために朱点童子に捕らわれてしまいます。

主人公一族に忌むべき2つの呪いをかけ、いまだなお京の都を跋扈(ばっこ)する鬼たちの頭目「朱点童子」。

◆オープニングストーリー概要

また、オープニングストーリーも公開されています。どうやらオリジナル版と変わらないようです。

時は平安時代。京の都。

朱点童子を頭目とする鬼たちの襲撃により、京の都は壊滅寸前に追い込まれていた。名だたる武士たちが朱点童子の拠点である大江山へと討伐に向かうが、誰もその目的を達成することなく、尊い命を落としていった。

都の誰もが朱点童子の打倒を願うなか、源太とお輪という一組の夫婦が朱点童子の居城である「朱点閣」へとたどり着く。二人は奮闘するも、源太は朱点童子の卑劣な罠に倒れ、お輪は人質となった自らの赤子の命と引き換えに、捕らわれの身となってしまう。

朱点童子はさらに残された赤子に2つの呪いをかける。ひとつは、常人の何倍もの速さで成長し、生後わずか1年半から2年ほどで寿命が尽きる「短命の呪い」であり、もうひとつは人と交わり、子孫を残すことができない「種絶の呪い」である。

その様な中、この二人の血に宿る力が滅びることを惜しんだ天界の神々が一族に救いの手を差し伸べる。「種絶の呪い」のため人間と子孫を残せない代わりに、神々と交わることで血を残すことを許したのである。

解放された赤子は一族の当主として成長し、先の見えない戦いの渦の中に身をおくことになる。神々の力を借りて何世代にもわたりその血を繋ぎ、いつか自らの子孫が朱点童子を倒し今日の都に平和を取り戻すまで･･･。

一族が織り成すあなただけの物語は、ここから始まる。

◆甦るオープニングムービー

一族の起源である源太とお輪の二人がどのようにして朱点童子と対面し、一族に呪いがかけられる事となったのかを語るオープニングムービーも、オリジナル版と同様に用意されています。なお、今作ではPSPが持つ16対9のワイド画面に対応し、当時のアニメーションを忠実に再現しているとのこと。

◆タイトル情報

タイトル：俺の屍を越えてゆけ
フォーマット：PSP「プレイステーション・ポータブル」
ジャンル：世代交代RPG
発売日：2011年 秋発売予定
希望小売価格：未定
ダウンロード版販売価格：未定
CERO：審査予定
プレイ人数：1人
開発：有限会社マーズ、株式会社アルファ・システム
その他：アドホック通信対応予定
権利表記：Sony Computer Entertainment Inc.

今作もオリジナル版のように「あっさり」や「どっぷり」といった難易度調整が可能なのかという点や、桝田省治作品でおなじみの高山みなみさんが今回も黄川人の声を担当するのかどうかなど、気になるところはまだまだあります。期待をしながら続報を待つことにしましょう。

公式サイトは以下から。

俺の屍を越えてゆけ｜プレイステーション オフィシャルサイト