ゲーム

異色RPG「俺の屍を越えてゆけ」の続編企画が提出中、ソニー内部でも賛同する動き


1999年に初代プレイステーション向けに発売された「俺の屍を越えてゆけ」は、長くて2年程度しか生きられない短命の呪いを受けた一族が世代交代を繰り返しながら入る度に構造が変化する迷宮を探索し、いつかは仇である酒呑童子を倒す……という異色のRPG作品です。

独特の世界観や「健康度」と「忠誠心」といったシステムなども相まって、今もなお根強い人気を誇る同作ですが、現在続編の企画が提出されており、ソニー内部にも賛同者がいるようです。

詳細は以下から。
「俺の屍を越えてゆけ」のゲームデザインを手がけた桝田省治氏のTwitterによると、同作の続編に関する企画をSCE(ソニー・コンピュータエンタテイメント)に提出したことを受けてか、「俺の屍を越えてゆけ」の印税額がいつもより多かったそうです。

Twitter / 桝田省治: 俺屍の印税報告書が届く。いつもよりちょっと多かったの ...


そして続編の企画についてですが「流れていない」とのこと。もちろん不景気であるため楽観視はできないものの、SCE内部にいる「俺の屍を越えてゆけ」の続編を望むスタッフたちが、いわゆる「社内調整」を粘り強く続けてくれていると述べています。

Twitter / 桝田省治: 【俺屍2】結論からいえば企画は流れていない。この不景 ...


なお、当時のテレビCMはこんな感じでした。独特の雰囲気のCMであったため、覚えている人もいるのではないでしょうか。

YouTube - 俺の屍を越えてゆけ CM


ゲーム中のデモはこんな感じ。京の都を襲う鬼たちを率いる朱点童子を初めて倒せそうな夫婦が出てくるところからゲームが始まります。

YouTube - 俺の屍を越えてゆけ OPデモ前半


YouTube - 俺の屍を越えてゆけ OPデモ後半


大手通販サイト「Amazon.co.jp」でも、以下のようなユーザーの熱いレビューが寄せられており、高い人気の作品であることが分かります。

Amazon.co.jp: 俺の屍を越えてゆけ: ゲーム


「親愛なるプレイヤーの皆さん、こんにちは。ゲームデザイナーの桝田省治です」で書きはじまる解説書は驚きの136ぺーじ!その全てをゲームデザイナー自らが書いたという事から、半端なこだわりで作ったゲームじゃないというのが伝わってきます(PSOneBook版などは解説書は薄いかもしれません)
プレイするまでは何年も前の作品ですし、映像などに期待はしていませんでしたので、期待と不安が半分でした。そんな不安はオープニングムービーを観て、数分で氷解。水墨画がそのまま戦闘シーンになったような独特の映像に、テンポ良い和風BGMが、ガッシリと物語に引き込んでくれました。
ゲームシステムも個性的。基本はRPGですが1ヶ月区切りで進み、そのときやるべき事は自分で考えるのです。1ヶ月使って遠征したり、子孫を残す為に神様と交わったりと自由。貯まったお金を復興に注ぎこみ、徐々に町に活気が溢れて、店の品揃えが変化し、ほかにも出来る事が増えたりします。復興していく様を見るのはSLGのような楽しさがあります。
どんなに長生きしても2年という短い人生・・・それが主人公の家族達です。それこそ慣れてくれば数十分に一人、次々に死んでいきます。死に行く運命の者が最後に一言だけ言葉を発するのですが、これが色々有り、心に残る名言ばかりなので、何度も聞いても毎回感動します。
そしてゲームのテーマ曲「花」これが、とっても良い曲。ゲーム中に色々なアレンジで使用されていますが、ゲームの世界感にピタリとはまる名曲。この曲無くして、このゲームは語れません。
いろいろと書きましたが、面白くてちょっぴり切ないゲーム。多くの人に味わって欲しい名作です!


社内調整や今後の動向次第では、続編の企画が実現する可能性はあるということになりますが、はたして今後いったいどうなるのでしょうか。なお、「俺の屍を越えてゆけ」は2007年2月22日からPlaystation Storeのゲームアーカイブスでダウンロード販売されており、PSPおよびPS3でプレイすることが可能です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ついに「桃太郎伝説」が復活か、桃太郎シリーズの開発が8本同時で進行中 - GIGAZINE

「SaGa(サガ)」シリーズ最新作登場に向けて公式サイトオープン - GIGAZINE

「PSP Go」の反省か、ソニーが「PS4」などでもゲームのダウンロード専売は避ける方針に - GIGAZINE

懐かしの名作ゲーム「いっき」がPS3で復活、本日から配信開始 - GIGAZINE

in 動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.