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どんなフレーズも間抜けな感じになる脱力系フォント「llama font」


南アメリカのアンデス地方に生息するリャマは、米国で不思議と愛されているラクダ科の動物なのですが、そんなリャマが体を張ってアルファベットを表現するフォントが「llama font」です。

サイト上で文字列を入力するだけで変換されるため、インストール不要で気軽に試せるのですが、とにかくその脱力感には目を見はるものがあります。

何を書いてもまったく緊張感のないフレーズになってしまう「llama font」については以下から。llama font - say it in llama



サイト上のテキストボックスに文字を入力すると、それらの文字列が「llama font」に変換されて表示されます。試しに「GIGAZINE」と打ちこんでみます。ちなみに「llama font」はアルファベットのみ対応で、大文字・小文字の区別はないようです。


リャマ独特のかわいさというか、間抜けさが魅力的なのですが、率直に言って「A」以外は読むのが厳しいかもしれません……


作った文字列を保存する時は、ページ右下の「SAVE IT」ボタンをクリック。カーソルを合わせるとボタンが「LLAMAFY」に変化。「リャマ化する」という造語だと思われます。


すると、打ちこんだ文字列専用の専用URLが表示されます。FacebookやTwitterでも共有できるようになっています。


作者によると、「llama font」は、悪い知らせを伝える際に最適とのこと。「家族に嫌なニュースを伝えなくてはいけない時、ヘルベチカでは冷たい印象を与えます。また、何かを告白しなくてはならない時、タイムズ・ニュー・ローマンでは失礼になってしまうかもしれません。そんな場面でこそ、リャマ・フォントを使いましょう」と、「llama font」ならではのメリットをアピールしています。


一体何でまた「リャマ」をフォントの題材にしようかと思ったかというと、作者は「リャマはすべてをいい方向に向かわせてくれるから」だとしています。その例として、悲しい葬式の場面や緊迫感あふれる手術中の写真にリャマを合成で紛れ込ませたものを掲載。少々無理やりながら、確かにその場の空気がゆるむような感じを受けます。


視認性は限りなくゼロに近いジョークフォントではありますが、独特の雰囲気が魅力なので、冗談の通じる友人にこのフォントを使ってちょっとしたメッセージを送ってみるのもいいかもしれません。

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in ネットサービス,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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