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震災が部品調達に影響、「iPad 2」の供給が世界的に逼迫するおそれも


3月11日にアメリカ国内で先行発売されたAppleの「iPad 2」は、発売早々品薄になるなど非常に高い売れ行きとなっていますが、東北地方太平洋沖地震によって部品の生産に影響が生じた結果、世界的な供給不足につながる可能性があることが明らかになりました。

詳細は以下から。
Japanese Earthquake Poses Potential Supply Problems for iPad 2

iPhoneやiPadなどのApple製品の製造原価調査などでおなじみのiSuppliのプレスリリースによると、iPad 2には日本メーカー製の部品が用いられていることから、東北地方太平洋沖地震によって部品供給が不十分になり、iPad 2の品不足を招く可能性があるそうです。


iPad 2には東芝製のNANDフラッシュメモリやエルピーダ製のDRAM、旭化成エレクトロニクス製の電子コンパス、旭硝子製と思われるタッチスクリーンガラスが採用されているとのこと。

iSuppliはNANDフラッシュメモリについてはSamsungやMicron Technologyといったメーカーから、DRAMについてもSamsungなどから供給できるとしていますが、iPad 2の電子コンパスは加速度センサーやジャイロスコープなどと綿密な調整が行われており、ノイズの影響を受けやすいため、電子コンパスはYAMAHAや愛知鉄鋼、アルプスなどのメーカーから代替品を調達することは難しいとしています。

また、ガラスについても同様で、iSuppliの調査ではiPad 2に採用されているガラスは初代iPadのものよりも柔軟で、耐久性があることが明らかになっていますが、製造元とみられる旭硝子は生産設備の3分の1にダメージを受けたという報告が確認されています。

3月25日にはアメリカ以外の国でも販売開始される上に、W-CDMAモデルに加えてCDMA2000対応モデルが新たにラインナップされたことで、アメリカ最大手の携帯電話会社Verizonなどでも販売できるようになったことから、3Gモデルの需要が今まで以上に増加すると予測される「iPad 2」ですが、今回の震災はどれだけ影響を与えるのかが気になるところです。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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