福島第一原発に対して自衛隊消防車両が夕刻から放水開始

防衛省で行われた統合幕僚長の会見にて、本日夕刻から自衛隊の消防車両による放水が行われる予定であることが発表されました。

今日は放射線数値の問題もあるので11台のうち5台ほどの運用となり、明日以降は効率的運用を検討するとのこと。

詳細は以下から。
2011/03/17 16:49
防衛省・統合幕僚長会見内容は以下のような感じです。

現在、陸・海・空で任務を遂行中。各自衛隊を中心にできるだけの支援ができるよう取り組んでいる。並行的に生活支援、復興支援をやっているが、国民の期待に応えられるよう努力する。今回の災害は広域災害なので、長期間対応をしなければならないと考えており、全力を持って取り組む次第。

(福島第一原発に対しては)午前中にヘリによる水投下を行い、16:12に広野のJヴィレッジから消防部隊が出動した。陸海空から消防を実施する予定で、今日は当面、数値などの問題もあるので5台ほど運用をして30t(を放水する)。夕刻には放水できると考えている。明日以降の消防運用は対策本部などと調整しつつ、効率的運用を検討する。

放水要領はこのような感じ。11両だと連結の必要があるため、連結の必要がない5両での運用を行うとのこと。

2011/03/17 16:58
警視庁はあと10分ほどで放水を開始予定。

2011/03/17 17:47
自衛隊は18時から放水開始の見通し。

【放射能漏れ】自衛隊消防車両の放水開始は午後６時から　折木統幕長が見通し - MSN産経ニュース

2011/03/17 18:01
NHKによると、間もなく自衛隊による放水が行われる予定であり、また、機動隊による放水もまもなく開始予定だとのこと。

2011/03/17 18:27
【放射能漏れ】天野ＩＡＥＡ事務局長、情報不足解消のため来日 - MSN産経ニュース

国際原子力機関（ＩＡＥＡ、本部ウィーン）の天野之弥（ゆきや）事務局長は１６日の記者会見で「電子メールのやり取りだけで事実をつかむのは難しい」と述べ、１７日にも日本に向かう考えを示した。日本で情報収集し、緊急理事会を開く。日本からの情報不足で初期の事故評価を誤った“核の番人”ＩＡＥＡの危機対応能力にも疑問符が突きつけられている。

・続報
放射線量が高いため警視庁高圧放水車による放水は中止 - GIGAZINE