GoogleがAndroid向けのウイルスなどの「悪意あるアプリケーション」への対応を正式発表
2月下旬にセキュリティソフト大手のシマンテックが日本語版Androidアプリケーションでは初となる、ウイルスが混入したものが配信されていることを発表しましたが、Googleがウイルスなどの悪意あるアプリケーションへの対応について正式に発表しました。
なお、上記写真は先日NTTドコモから発表された世界最薄スマートフォン「MEDIAS」です。
詳細は以下から。
An Update on Android Market Security - Official Google Mobile Blog
Googleの公式ブログによると、同社は3月1日にAndroid Market上に複数の悪意あるアプリケーションが配信されている状態であることに気付き、即座に対応を行ったそうです。
これらのアプリケーションは既に明らかになっているAndroid OSの脆弱性をついたもので、バージョン2.2.2以上には影響しないとのこと。また、仮に感染したとしても「IMEI(International Mobile Equipment Identity)」「IMSI(International Mobile Subscriber Identity)」と呼ばれる携帯電話の識別番号やAndroid OSのバージョン情報が収集されたのみであるとされています。
また、Googleは悪意あるアプリケーションをAndroid Marketから削除したほか、関連する開発者アカウントを一時停止した上で、警察当局に通報したほか、すでにこれらのアプリケーションをインストールしてしまったユーザーに対しては、リモートで削除を行っています。
なお、もしAndroid Marketから悪意あるアプリケーションをダウンロードし、インストールしてしまった場合、72時間以内に「[email protected]」というアドレスからメールが届き、セキュリティツールのアップデートが行われ、自動的に該当するソフトウェアが削除されるそうです。
Googleは現在、悪意あるアプリケーションがAndroid Market経由で分散されることを防ぐために多くの施策を実施しており、パートナー企業とセキュリティ問題に対する取り組みを実施しているとしています。
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