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園芸ファンに大人気、しょんぼり顔の人面花「スノードロップ」


冬の終わりから春先にかけて白い花を咲かせる「スノードロップ(ガランサス)」。ヒガンバナやアマリリス、スイセンなどと同じヒガンバナ科の植物で、春を告げる花として人気があり、イギリスやスコットランドにはガランソファイルと呼ばれる熱心なコレクターも多いそうです。

春を待ちくたびれてしょんぼりしている顔のような模様が花びらに現れるタイプは特に人気が高く入手困難な状態で、球根1つに1万円以上の値がつくとのこと。


詳細は以下から。Spring is on the way but sad-faced snowdrop can¿t raise a smile | Mail Online

白いじゅうたんのように群生するスノードロップ。2009年2月にランカシャーBank Hallの庭園で撮影されたものです。



20種ほど存在するスノードロップの中でもレバント原産のGalanthus elwesiiは花びらの緑色の模様が大きくはっきり出やすいことから育種家にとっては面白みがあり人気の種なのですが、ほかのスノードロップと比べ繁殖のペースが遅いため、人気の株の値段はつり上がることになります。

そのなかでも爆発的人気で入手困難となっているのが、この「しょんぼり顔」のもの。1990年にケンブリッジの庭園で育種家Joe Sharman氏が発見し、品種改良しました。球根は常に品薄状態で、1個100ポンド(約1万3400円)近くの値がつくこともあるそうです。

6枚の白い花びらのうち、内側の小さい3枚に模様が入っています。こちらはスコットランド・ファイフにあるCambo Estateのスノードロップ園で撮影されたもの。


Cambo Estateのスノードロップ園では、300品種のスノードロップが70エーカー(約28ヘクタール)の森林の足元を白い花で敷き詰め、2月初頭から3月上旬まで日中一般公開されるほか、星空の下スノードロップ園を散策することのできる夜間公開も行われているそうです。


このCambo EstateはErskine男爵家の邸宅なのですが、現在はベッドアンドブレックファストとして営業していて、英国式庭園は一年中一般公開されているそうです。ゴルフの聖地セント・アンドルーズからほど近く、敷地内には欧州PGAツアーアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権開催コースの一つであるKingsbarns Golf Linksがあります。付近を旅行する機会がある人は、立ち寄ってみるとよいかもしれません。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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