メモ

おばあさんが保護した野良犬11匹に食べられてしまう事件が発生

by crowdive

野良犬を保護して自宅で飼っていたおばあさんが、犬に食べられてしまうという痛ましい事件がロシアで起こりました。

おばあさんには野良犬以外に家族や友人と呼べる人もなく、密室となったアパートでおばあさんと犬たちが死に絶えるまで気づく人はいなかったということです。


事件の詳細は以下から。Pensioner eaten by rescued strays | The Sun |News

野良犬を保護して飼っていたおばあさんが、その犬たちに食べられてしまうという痛ましい事件が起こりました。

現場に到着した警察は、Tatyana Konstantinovnaさん(62歳)の遺体の一部と、そのそばに倒れていた11匹もの犬の死体を発見。この事件を調査している刑事は、「彼女が亡くなった後に犬に食べられたのか、犬に殺されて食べられてしまったのは判然としない」と語っています。

スポークスマンによると、「犬たちは室内に何もエサが無かったので、空腹のあまり彼女を食べるに至ったのだと考えられます。犬たちは文字通り骨の髄までおばあさんの体をむさぼり食っていました。しかしその後、犬も飢えのために死んでしまったのです」ということで、現場はかなり恐ろしい状態になっていたものと思われます。

閉め切られたアパートからは、逃げ出そうとする犬のうなり声が絶えず聞こえていたそうなのですが、おばあさんの家から犬の鳴き声が聞こえるのは日常茶飯事だったため、隣人たちはその声に注意を向けることはありませんでした。しばらくして犬の鳴き声が絶え、静寂が訪れてはじめて、隣人たちは異変に気づいたということです。

近隣住民のSvetlana Kovalevaさんは、「犬こそがTatyanaさんの家族でした。彼女には友人がいなかったのです」と、おばあさんには特に親しくしている人がいなかったことを証言しています。また、おばあさんの家の隣に住んでいたNina Shpizinaさんは、「最初は犬を1、2匹飼っているだけだったんですけど、最近は飢えた野良犬をどんどん保護するようになっていました。こんなことになってしまって、とても悲しいです。彼女は犬以外に寄り添うべき相手がいなかったために、こんなひどいことが起きてしまったのだと思います。」とコメントしています。

一人暮らしの高齢者が人知れず亡くなってしまう孤独死に近いケースではありつつも、共に暮らしていた犬に食べられてしまったというのは何とも悲しいことです……。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
自分が飼っていた毒グモの餌食になってしまった男 - GIGAZINE

韓国、犬を正式に「食用家畜」として分類へ - GIGAZINE

給料を犬に食べられてしまった男性が警察に犬を逮捕するよう依頼 - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.