ここまで多いと笑うしかない?海を埋め尽くす10万匹のサメの大群
サメというと「ジョーズ」などの映画の影響もあって、基本的に単独行動で、群れることはない「一匹狼」的な魚、というイメージがあるのではないでしょうか。
三角形のヒレが波間にちらちらと見え隠れすれば、1匹だけでもビーチを恐怖に陥れ遊泳者を避難させるには十分な気がしますが、水面を埋め尽くす大群で集団行動されると、遠くからでも見逃すことはなくそもそも海に入る気が起きないので、かえって安全かもしれません。あまりの数に恐怖を通り越して笑ってしまうような10万匹のサメの集団を、ヘリコプターの操縦士がカメラでとらえました。
写真は以下から。100,000 sharks mass off Florida's beaches | Mail Online
写真はフロリダ州フォートローダーデールとジュピターアイランドの間の海岸付近で、上空約90mから撮影されたもの。体長1mから2m強のハナザメと思われるサメの集団は、海岸線と平行に北へ泳いでいたそうです。画面に収まりきれないほどの、見渡す限りの大群で、ヘリが20マイル(約32km)移動する間途切れることなく続いたとのこと。
ハナザメは人を襲うことはないと言われますが、群れのビーチからの距離はわずか90mほどだったとのことで、少し泳ぎに自信のある人ならすぐに到達してしまう位置にいた、と考えると少し恐ろしい気もします。群れからはぐれた数匹が遊泳者のすぐ近くを泳ぐ姿もヘリから確認できたそうですが、幸い負傷者の報告はなかったとのことです。
サメの大群に気付いてすかさずスマートフォンを取り出し撮影したというヘリ操縦士のSteve Irwin氏(50歳)。釣り歴20年でカヤックも趣味というIrwin氏にとってサメは珍しくなく、水面から飛び上がる姿を間近で見たこともあるそうですが、ここまでの大群を見たのは初めてとのことで、「その数にはただただ圧倒されました。数万匹、10万匹はいたかもしれません」と語っています。
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