文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の独創的なミュージッククリップ「アルクアラウンド」と「夏を待っていました」
文化庁メディア芸術祭の優秀賞に今年はミュージッククリップが入賞していました。
「アルクアラウンド」は、実写映像の特性を利用して、バラバラに配置された歌詞がカメラワークによってつながり、流れていくように見えるという工夫が凝らされた内容。もうひとつの「夏を待っていました」は、てるてる坊主のようなキャラクターから有象無象の生物や機械が飛び出す独創的な世界観を持ったスタイリッシュな作品。どちらもミュージッククリップというジャンルの特性を生かした美しい映像作品に仕上がっています。
サカナクションの「アルクアラウンド」ミュージックビデオを制作したのは関和亮氏。
サカナクション - アルクアラウンド(MUSIC VIDEO) - YouTube
ミュージッククリップの企画書が一緒に展示されています。文字を分解するアイデア。
こちらはアイデア段階のスケッチ。最初は風船で文字を浮かせるつもりだったようです。
撮影時の状況を見て企画に変更が加えられたようです。こちらが変更を加えたアイデアのスケッチ。
実現されたアイデアのスケッチ。アイデアもさることながら、思いついたことをスケッチに移し、実際に撮影してみて修正を加え、作品に仕上げてゆくプロセスが見事。
amazarashi「夏を待っていました」の映像制作はYKBX氏。
amazarashi 『夏を待っていました』 - YouTube
こちらはYKBX氏による美麗なイラストが展示されています。
ミュージッククリップに登場するキャラクターの顔バリエーション。
独特な造形です。
こちらは本編のスクリーンショット。
©ビクターエンタテインメント株式会社/株式会社ヒップランドミュージック
©ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
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