メモ

元銀行の建物を購入し、リフォーム中に購入費用を上回る額の現金を発見した男性


以前銀行の支店が入居していた建物を購入し、会計士事務所とするためリフォームしていたベルギーの男性が、金庫の中から30万ユーロ(約3300万円)の現金を発見したとのこと。建物を購入した額の約1.7倍にあたる金額とのことですが、銀行支店が退居したのち10年近くも空きビル内に放置されていたようで、一体なぜこのようなことが起きたのか、銀行側の管理能力が問われています。

詳細は以下から。Belgian man finds £255,000 while renovating an old bank - Telegraph

ベルギー・ヘントのFerhat Kaya氏は、自身の会計士事務所とするため元デクシア銀行支店だった建物を約18万ユーロ(約1980万円)で購入しました。鍵の受け渡しの前に不動産業者から3500ユーロ(約38万円)で旧銀行の金庫を撤去できると持ちかけられたのですが、このオファーを断り、友人の助けを借りて自分たちで撤去作業を行うことにしたそうです。

Kaya氏の友人であるMurat Tufan氏とHurun Tufan氏の兄弟は、金庫の撤去作業中に多額の現金が入った袋を発見しました。Murat Tufan氏は「金庫を開けると、20ユーロ札や50ユーロ札が詰まった複数の袋がありました。出納帳もあり、日付は2001年12月31日となっていて、現金を数えてみると、30万ユーロもあることがわかりました」と語っています。


Kaya氏は父親に相談したのち、10年近く放置されていた現金をそのまま自分のものとすることは容易だったにもかかわらず、警察へ届け出るという決断をしたそうです。「こうすることで、移民であるわたしたちも正直さを尊ぶ人間である、と示すことができると思ったのです。これは友人たちも同じ気持ちです」と、トルコ系移民であるKaya氏は述べています。

デクシア銀行のスポークスマンUlrike Pomméeさんは、現在調査中であるものの現金が放置されることになった経緯は明らかになったとしたうえで、このような事態は二度と起きないだろうと強調しています。「おそらくヒューマンエラーだと思われますが、原因を究明したいと考えています。しかし、2001年に起きたことなので、調査は難航するかもしれません。現在採用されているシステムでは、このような事態が再び発生することはありえません」とのこと。

また、すみやかに警察へ届け出たKaya氏へ感謝し、デクシア銀行では謝礼金を払うことを検討しているそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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