なのは映画第2弾やゲーム第2作目発表で1万6000人が沸いた「リリカル☆パーティーIV」レポート
「魔法少女リリカルなのは」BD&DVD発売記念イベントである「リリカル☆パーティーIV」が、さいたまスーパーアリーナで開催されました。これまでにも3回開催されましたが、今回集まったのは過去最大となる1万6000人。
なのはを演じる田村ゆかりさんやフェイトを演じる水樹奈々さんらキャスト陣によるクイズコーナーや、役を入れ替えてのシャッフルアフレココーナーは大いに盛り上がったほか、1時間以上にわたるライブ、さらに映画第2弾の発表、ゲーム続編制作決定など、見所の多いイベントとなりました。
レポートは以下から。
多くの人が集まったさいたまスーパーアリーナ。タペストリーやマイクロファイバータオルなど多くのオリジナルアイテム物販も行われましたが、こちらは物販スペースがオープンするころにはすでに長蛇の行列ができ、一部のアイテムはかなり早いうちに完売。パンフレットなど、かなり数が多めに用意されていたであろうアイテムも開場時刻である16時すぎに完売していました。
イベントステージの大型モニターのそばにはレイジングハートとバルディッシュが。
オープニングは田村ゆかりさんと水樹奈々さんによる「innocent starter」(TVアニメ「魔法少女リリカルなのは」オープニングテーマ曲)からスタート。
そのままエンディングテーマ曲の「Little Wish ~lyrical step~」へ。
イベント進行を担当したのはキングレコードの三嶋章夫プロデューサー。出演者は左から高町なのは役の田村ゆかりさん、フェイト・テスタロッサ役の水樹奈々さん、ユーノ・スクライア役の水橋かおりさん、アルフ役の桑谷夏子さん、クロノ・ハラオウン役の高橋美佳子さん、リニス役の浅野真澄さん、プレシア・テスタロッサ役の五十嵐麗さん。
この中では浅野さんと五十嵐さんが初参加。前回のリリカル☆パーティーIIIはなのはの“聖地”である東京ビッグサイトで行われたのですが、チケットを取れない人が続出したため、三嶋Pいわく「まさかのさいたまスーパーアリーナ」となったそうです。しかし、会場が大きくなっても内容は変えません!ということで行われたのが「お絵かき対決」。これはお題に沿って各自がイラストを描くというゲームで、これまでは上手い人を選んできたのですが、今回はヘタな人を選び出し、選ばれたら解答席後方の風船が膨らむというシステムになっていました。
お題の一つ『吐血する「プレシア」』でとんでもないプレシアを描いた浅野さん。「たしか怖い人だったな」とイメージしながら描いたらこんな感じになったそうです。三嶋Pからは「これ、河童だよね」と鋭くツッコまれていました。
このお絵かきコーナーで苦戦したのは水樹さん。隣で破裂されると困る田村さんとお互いの絵を褒め合うという作戦を採りましたが、投票権を持つファンの心を動かすには至らず、最終的には風船があまりに大きく膨らんだことから田村さんから席替え要請が出ていました。
引き続き行われた意識調査のコーナーでは、「この中で貯め込んでいそうなのは?」「この中で長生きしそうなのは?」「この中で一番エロそうなのは?」についての調査が行われた結果、キャストの印象についてのファンのイメージは、貯め込んでいそうな人としては水樹さん、長生きしそうなのは田村さん、エロそうなのは水樹さんということになりました。タロットの先生によりそれぞれ金運、健康運、性的魅力ということで2011年の運勢を占ってもらったところ、金運は水樹さん、健康運は水橋さん、性的魅力は田村さんと浅野さんが高く出ているとのことでした。水橋さんは健康運こそ1位だったものの、金運と性的魅力は7位だった(総体運では2位)ということでかなりショックを受けていました。
「THE BATTLE OF ACES」のコーナーでは、2010年1月に発売されたPSP格闘ゲーム「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-」について、ゲームをプロデュースしたバンダイナムコゲームスの富澤祐介プロデューサーを招いてのトークが行われました。
劇場版は1st(魔法少女リリカルなのは)の内容でしたが、ゲームはA's(魔法少女リリカルなのはA's)をベースにしているため、第2期のキャラクターたちが続々と登場。このイベントでは1stの面々ばかりなので、A's組がいなくて残念、という話をしていたところ……「我ら、魔法家族ヴォルケンはやて!」の名乗りと共に八神はやて役の植田佳奈さん、シグナム役の清水香里さん、ヴィータ役の真田アサミさん、シャマル役の柚木涼香さん、ザフィーラ役の一条和矢さんが登場しました。
1stチームとヴォルケンチームが揃ったところで、ゲーム第2弾「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-」の特報が登場。富澤プロデューサーによるとアクション、システムなどが前作から圧倒的にパワーアップしており、現在鋭意制作中だとのことでした。
続いて行われたのは「シャッフルアフレコ」のコーナー。名前の通り、本編中のあるシーンを、本来のキャストとは違うキャストにシャッフルして生アフレコするというもの。
両チームとも、シーンはそのままに大幅に設定やセリフを変更してくるため、浅野さん演じる語尾が「なのは~」のなのはや、一条さん演じる妙にギャルっぽいフェイト、桑谷さん演じる愛の戦士クロノなど、妙ちくりんなキャラクターが続出し、三嶋Pも「よくそんな短時間でネタを作るなぁ」と感心していました。
レイジングハート役のドナ・バークさんとバルディッシュ役のケビン・イングランドさんも登壇。ドナさんは「このような素晴らしいプロジェクトに参加できたことを非常に幸せで幸運に思う」と語り、映画を奥さんと一緒に新宿で見たというケビンさんは「Amazing!こんなにも多くのファンがいてくれて、とても誇らしいです」と、それぞれ作品に参加して良かったと感想を語りました。
そして最後に待っていたのが、1時間にわたる熱の入ったライブコーナー。
水樹奈々さんは「Take a shot」「MASSIVE WONDERS」から「ETERNAL BLAZE」まで6曲を熱唱。
前半のゲームコーナーでは風船の餌食になるなど散々な目にあった水樹さんですが「こういったことができるのもリリパならではですね」とゲームを楽しんだ様子でした。
続いては田村ゆかりさんも6曲を歌い上げました。
これでイベントは締めか……と思ったところに発表されたのが映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s」製作決定のニュース。情報としてはパンフレットに掲載されていたので気付いていた人もいましたが、映像として見たときの衝撃はまた格別なもの。ヴォルケンチームからは「やった!」「ヴォルケンチームの時代が来た!」と喜びの声が上がっていました。
そして、CMで使われる映像を1万6000人のファンと共に収録。映画に向けてのファンの期待を感じつつ、イベントは幕を閉じました。映画第2弾、そしてゲーム第2作と、まだまだ「なのは」人気は衰えを見せずに続いていきそうですね。
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