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iPhone4ホワイトカスタムを限定50台受付、フロントパネルなどもパーツ交換


発売が3度延期され、現状2011年の春発売予定となっているiPhone 4のホワイトモデルですが、その数カ月後には後継機種が発表される可能性が高く、手が出しにくい状況となっています。

そんな折、ガジェット専門のカスタムペイントを手がけるDEZAEGG(デザエッグ)が、50台に限りフロントパーツなどもすべてホワイトカラーで仕上げた「iPhone 4 ホワイトカスタム」の注文受付を開始しました。

クリスマス企画ということで、12月15日(水)までに注文した場合、12月23日(木)~25日(土)までに納品が完了するなど、純正のものより早い段階でiPhone 4を手に入れることが可能となっています。また、フロントパネルやバックパネルは塗装するのではなく交換となるため、すでにパーツにヒビが入ってしまっているiPhone 4ユーザーにとっては、カラーリングを変えつつパーツを交換するチャンスとも言えそうです。

※2010/12/14:このカスタムが電波法に抵触するかどうかという点について、DEZAEGG、近畿総合通信局、そしてAppleに問い合わせた結果を追記しました

「iPhone 4 ホワイトカスタム」の詳細は以下から。DEZAEGG/iPhone 4 White Custom

これが「iPhone 4 ホワイトカスタム」。これまでもホワイトカラーに塗ってほしいという依頼はあったものの、フロントパネルは塗装が不可能だということで前面は黒いままでしたが、今回はパーツ交換で真っ白なボディを実現しています。


バックパネルも白。


イヤホンジャックの中も白いものに交換。


そしてドックコネクタも同様にホワイトパーツに交換。徹底してホワイトカラーに仕上げています。


下記が基本的なサービス概要。上述の通り、デザエッグが行っているガジェットの塗装サービス「デザカラー」とは異なり、パーツ交換を含むものとなっています。


【iPhone 4 White Custom サービス概要】
お持ちのiPhone 4のパーツを交換し、ホワイトiPhone 4にカスタマイズいたします。(通常のデザカラーと異なり塗装ではございませんのでご注意ください。)
価格につきましては、パーツ代+作業工賃の税込価格となります。(別途送料がかかります。)
パーツは、フロントパネル、バックパネル、ホームボタン、イヤホンジャック、ドックコネクタの5点です。お客様のもともとのパーツはお返しいたしますので、壊れた際の予備パーツになりますし、既にフロントパネルやバックパネルが割れてしまっているというお客さまもご注文可能です。

対象機器:iPhone 4 16GB/32GB


ホワイトカラーのiPhone 4をプレゼントにしたい、あるいは早く手に入れたいという人は、12月15日(水)までに注文すると12月23日(木)~25日(土)までに手元に届くようになっているとのこと。また、持ち込みも可能となっていて、その場合は事前に申し出ることで当日の受け渡しが可能だということです。


【ご注文受付からのフロー】
12月15日(水)までにご注文いただいた場合:
ご注文後、「iPhone 4 White Custom お申込書」をご登録住所にお送りいたします。
12月20日~22日の間に当店に到着するようにお持ちのiPhone 4と上記のお申込書をお送りいただきます。
ホワイトカスタム完了後、12月23日~25日にお届けいたします。
※持ち込みをご希望のお客様は、ご注文時のお問い合わせ欄に「持ち込み希望」と明記ください。その後メールにて日時を決めさせていただきます。(持ち込みは予約制とさせていただきます。)持ち込みの場合は、原則当日お渡しが可能です。また、送料はご返金させていただきます。
※上記のフローはクリスマスまでにお届けをご希望されるお客様用です。クリスマス以降でのカスタム、お届けをご希望の場合は上記の限りではございません。

12月16日(木)以降にご注文いただいた場合:
ご注文後、「iPhone 4 White Custom お申込書」をご登録住所にお送りいたします。
当店にiPhone 4をお送りいただく日にちをご相談させていただきます。ご注文状況によりますが、クリスマスには間に合わない予定です。状況が変わり次第、サイト上で告知いたします。


下記の注意事項によると、ホワイトカスタムするために本体分解をするため、メーカー保証は失効すること、またフロントパネルなどのホワイトのパーツは厳選するもののサードパーティー製なので、多少の個体差があること、また、Appleが発売を延期している理由とささやかれているカメラ撮影時の写り込みなどが起こる可能性も否定できないことなどが書かれていて、ホワイトカスタムするにあたってのリスクに同意した上で申し込む必要があります。

また、特に注意すべき点として、解体した携帯端末を再度組み立てると技適マークが失効する可能性がある件について、デザエッグ社は「解体する目的は内部の改造ではありませんが、あくまで顧客の依頼に対して作業を行うもので、法に関する判断は顧客にゆだねる」とのことでした。

総務省のホームページによると、改造した無線機の使用について、「法的にアウトかセーフかについては最寄りの総合通信局に問い合わせを」という姿勢なので、近畿総合通信局に問い合わせたところ、「携帯電話のデコレーションに関しては適法ですが、部品交換となると、メーカーごとに交換可能な部品が異なるので直接メーカーに問い合わせてみてください」という回答でした。

それを踏まえた上でAppleのサポートに問い合わせたところ、「Appleではあくまで販売している状態の製品(外装・および内部のシステム含む)についてサポートしているので、外装交換などで一度中を開けてしまうと、その後不具合が起きてもメーカーの無償修理はもちろん、有償の修理も場合によってはできなくなる可能性があります。交換したら不具合が起きる部品という点については、Appleではなく他の業者によるサービスなので把握していない状態です。」ということなので、ホワイトカスタムを施した時点で、Appleからのハード面のサポートは断絶すると考えた方がよさそうです。

以上の経緯を踏まえた上で、下記の「ご注文にあたっての注意事項」に目を通すと、改造による不具合の修理に関しては、カスタム後1ヶ月はデザエッグ独自の保証がつき、それ以降も、自損かカスタムによる異常かにかかわらず修理は受け付けてくれるとのこと。


【ご注文にあたっての注意事項】
・ホワイトカスタムにあたり本体を分解、パーツの交換を行うため、メーカー保証は失効いたします。
ただし、カスタム後の初期不良、および1ヶ月以内の不具合におきましては当店独自の保証をお付けいたします。
また、それ以降の不具合やお客様の過失による破損などに対しましても、当店にて修理を承りますのでご安心ください。
・ホワイトパーツにおきましてはサードパーティ製です。サードパーティ製のパーツの中からクオリティの高いものを使用いたしますが、パーツの個体差で、若干発色具合やホームボタンの厚みなど異なる場合がございます。
・ホワイトの性質上、カメラ撮影時ハレーション(白い影の映り込みや光の分散状況)が発生する場合がございます。
・商品の性質上、お客様都合による返品・交換は受付けておりません。また、ご注文後のキャンセルも不可とさせていただきます。


ただし、保証期間外の修理料金などに関しては書かれておらず、修理業務自体はデザエッグの事業内容に含まれていないため、ホワイトカスタムを依頼する前には確認が必要です。

気になる価格は2万9980円(税込、送料別)とのことです。来年春の発売まで待てない人は一度検討してみてもいいかもしれません。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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