空中浮遊をいとも簡単に実現、Mr.マリックも驚くホバリングトイ「X-Flyer」
10月27日、秋葉原UDXビル4階のUDXシアターにてバンダイの新商品発表会が行われました。
発表されたのは手で触れることなく空中に浮かせて操作できる、これまでにないような新感覚のホバリングトイ「X-Flyer」。発表会にはハンドパワーの使い手として知られる“超魔術師”のMr.マリックさん、そしてグラビアアイドルでタレントのほしのあきさんが登場し、実際に「X-Flyer」を触れずに浮かせていました。
マジシャンを唸らせたそのトイの姿は以下から。
会場は秋葉原UDXシアター。
まずはバンダイの上野和典社長からの挨拶。
上野:
本日はバンダイから11月に発売する新商品の発表をさせていただきます。これは直感操作でコントロールできる、不思議な衝撃と言いますか空中浮遊トイです。名前は「X-Flyer」です。これはコントローラーは使わず、手で触れずに空中に浮かせながら操作可能です。まさに、画期的な最新技術を搭載したホバリングトイというわけです。触れずに操る不思議な感覚、落ちそうで落ちない不思議な感覚、これは全く新しい感覚です。TVゲームやケータイゲームなどのように人気の高い遊びはありますが、このような実体のあるものを自在に操る遊びは、いつの時代も愛され続けて人々に感動を与えるものです。「X-Flyer」も多くの人に驚きを与えるし、ブームを巻き起こしてオモチャの歴史に新しい足跡を残す商品になるよう期待しています。
続いて、お馴染みのテーマ曲とともに“超魔術師”Mr.マリックさんが登場。
何の変哲もない一万円札が浮かぶ超魔術などを披露してくれました。そんなハンドパワーの使い手であるマリックさんでも驚くほどの新商品、というわけですね。
企画開発担当の高橋さんから解説が行われました。
「X-Flyer」はカナダのスピンマスター社が開発した玩具で、昨年末にアメリカで発売され、今年末までに100万個が販売される予定だそうです。高橋さんはこれを海外のトイショーで見かけ、説明員がコントローラーを使わずに操ることに衝撃を受けました。そして、日本でもきっと今までにない驚きを与えるはずだ、是非とも日本で発売したいとスピンマスター社と交渉し、販売できるようになったそうです。
内部にはいろいろな技術が使われているそうですが、主なところでは自分が飛んでいる高さを認識するセンサーがついていて、床や手から本体までの距離を即座に計算、プロペラの回転力を制御して浮上や下降を実現しているそうです。
「X-Flyer」は安全性が追求された作りになっています。本体もプロペラも柔らかい素材になっていてぶつかっても安心で、またプロペラに何かが挟まってもすぐに停止するようになっています。これは、比較的住宅が狭い日本でも安心して遊べるようにと何度もテストプレイをしたそうで、かなり苦労をしたそうです。アメリカでは「誰でも楽しめる」というキャッチコピーでしたが、日本ではお父さん層がメインターゲットになっています。お父さんと遊んだ記憶は長く残るので、お父さんがこれを買ってきて、うまく浮かせて威厳を見せる、という遊び方を想定しているようです。
ちなみに、高橋さんは両手の指が麻痺する病気で1年半ほど会社を休んでいて、その時に指を使えないとほとんどの玩具は遊ぶことができないのだと知ったそうです。そして会社に戻りこの商品を見たときに、とてもバリアフリーな製品であることに気付いたとのこと。手でも足でも遊べる商品なので、多くの方々に楽しんでもらえたら……と思いを語りました。
ここで、2人目のゲストとしてほしのあきさんが登場。よく見ると頭に「X-Flyer」を乗っけています。
実際に二人でチャレンジしてみることに。
遊び方はただ上に浮かせるだけではなく色々可能性があるようでした。
「本当にハンドパワーが使えるかのような気分が味わえます」とほしのさんは絶賛、マリックさんは「こんな簡単に浮遊が実現されてしまうと、マジシャンは浮遊トリックが使いづらくなりますね」と舌を巻いていました。
引き続き、マリックさんが披露した“超魔術”や、マリックさんとほしのさんが「X-Flyer」に挑戦する様子をムービーでお届けします。
<続く>
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