動物や恐竜の形をした新発想の輪ゴム「アニマルラバーバンド」でひたすら遊んでみた
全米の小中学生をとりこにしている輪ゴムの元祖と話題になっているのが、この「animal rubber band」。特殊なシリコン製のカラフルな輪ゴムで、動物の形をしていますが普通の輪ゴムのように使える耐久性を備えています。
発売してすぐにMoMA(ニューヨーク近代美術館)の販売商品として採用されたデザイン文具としてしばらくヒットしていましたが、近年はアメリカの小中学生のおもちゃとして親しまれているこの輪ゴムを全種類買ってきて、しげしげと眺めたり伸ばしたりしてみました。
詳細は以下から。animal rubber band
一番最初に発売された「Zoo」。
外箱にはデザイナーの羽根田正憲氏と大橋由三子氏の名前がクレジットされています。輪ゴムを外したら動物の形になる驚きを製品にこめたとか。
輪ゴムはひとまとめになって、もさっと入っています。ちなみに価格は1箱525円(税込)で、中に入っている輪ゴムは24本と、かなり割高な感じがします。特殊な加工が必要なのだとは思いますが、この値段で普段使いというのは結構勇気がいりそう……
その下には注意書きの書かれた紙が入っていました。裏面に書かれた日本語訳によると、「1:長い間仕事すると疲れるので、休ませてあげてネ」「2:あんまり強く引っ張ると、死んじゃうので無理をさせないでネ」「3:マイナス40度でも、ヘッチャラです」とかなりおもしろげなことが書いてあります。
「4:暑さに強い僕たちです。(190度まで大丈夫)」「5:よじれても、2~3回ぴんぴんと引っ張ると元気になるヨ」「6:いっぱい仲間をあつめて、一緒に遊ぼう」「7:プレゼントのラッピングに使ってくれると、開けた時にニッコリ!」「8:カバンの中にいつも一緒につれてって」「9:友だちだから、食べないで!」単なる注意書きも、ユニークに書かれることで読む気が起きます。
カバ、サイ、ゾウ、キリン、カンガルー、フラミンゴの6種類が入っています。かわいらしい形もさることながら、1種類につき2色用意されているのが、子どもの収集欲をそそっているのかもしれません。
第2弾として発売された「Pet」
左上からネコ、ブタ、アヒル、イヌ、カメ、ウサギ。ペットとして親しまれている動物がモチーフなので全体的に大きさが「Zoo」シリーズより小さめです。
2010年3月に発売された最新作の「Farm」
このシリーズは1つの動物につき1色で、親子で対になるような配色になっています。ピンク系の馬と子馬、グリーン系の牛と子牛、青系の羊と子羊、一番下の灰色のものは犬っぽいですが「?」と書かれていて、牧羊犬なのか狼なのかは明らかにされていません。子どもたちが好きなように設定できるようにあえて決めなかったのかもしれません。
ランチボックスなどにも使える大きめサイズがほしいという要望から生まれた「Dino」
注意書きはそれぞれのシリーズごとにイラストが異なるのですが、この「Dino」シリーズは動物ではなく恐竜が入っているので特におもしろいことになっていました。
ブラキオサウルス、トリケラトプス、パラサウロロフス、ティラノサウルス、プテラノドン、オヴィラプトル、ステゴサウルスの6種類。いろいろな恐竜が入っているので、恐竜に詳しい人でも満足できるのではないでしょうか。
各シリーズについて1匹ずつ入ったパッケージも売られています。こちらは税込315円なので試しに手に取るにはちょうどいいと思います。
全種類見終わったので、童心に戻って輪ゴムで遊んでみることにしました。
「Zoo」シリーズと「Pet」シリーズにブレーメンの音楽隊ごっこをさせてみました。「Zoo」の方は全体的に背が高いのでものすごいタワーを形成しています。
ティラノサウルスがネルフのお弁当箱に牙をむいています。がおー!
ネルフにこてんぱんにされた……かどうかはともかく、こんな風にちゃんと輪ゴムとして機能するようです。「Dino」シリーズはほかのものよりゴムが太くて大きいので、確かにお弁当箱などの封をするにはちょうどいいですね。
びよびよと伸ばしても、きちんと元の形に戻ります。
YouTube - 「アニマルラバーバンド」をびよーんと伸ばして形状記憶を確かめてみた
形がかわいいだけでなく、輪ゴムとしては高級品とも言える値段設定だからか輪ゴムとしての素材もかなり丈夫で、よほど乱暴に扱わなければ繰り返し使えそうな感じがしました。いろいろな動物が取りそろえられているので、自分の好みのモノをシリーズ横断して収集するのは楽しそう。プレゼントのラッピングにも使えるそうなので、使うあてがあって、かつちょっとリッチな気分の時には手に取ってみるのもいいかもしれません。
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