Google、スマートフォンの無線LANルータ化やFLASH、高速動作に対応した「Android 2.2」を正式発表
Googleが携帯電話向けOS「Android」の最新バージョンとして「Android 2.2」を正式発表しました。
2008年9月に最初のバージョンとなる「1.0」をリリースして以来、実に7回目のバージョンアップとなるAndroidですが、今回のバージョンアップでスマートフォンがさらに高速で動作するようになるほか、スマートフォンの無線LANルータ化や、待望のFLASHコンテンツへの正式対応も実現しています。
詳細や解説ムービーは以下から。
Android Developers Blog: Android 2.2 and developers goodies.
Google Announces Android 2.2 | Google Press Center: Press Release
GoogleのAndroid開発者ブログやプレスリリースによると、同社は携帯電話向けOS「Android」の最新バージョンとして、「Froyo(Frozen Yogurtの略)」というコードネームで呼ばれていた「Android 2.2」を正式リリースすることを決定したそうです。
「Android 2.2」は新たに「Dalvik JIT」というコンパイラを採用することで、従来の2~5倍にあたる高速動作を可能にするほか、ブラウザに採用された「V8 JavaScript エンジン」によってJavaScriptのパフォーマンスも2~3倍向上するというもので、全体的に動作速度が向上しているとのこと。
また、AdobeのFLASHコンテンツへの正式対応の実現やスマートフォンの無線LAN機能を用いて、あらゆる無線LAN機器をスマートフォン経由で通信できるようにする無線LANルータ化機能などを兼ね備えており、さらにパソコンにある音楽コンテンツに対してスマートフォンから直接アクセスできるようにするストリーミングサービスにも対応するとされています。
Googleによる解説ムービーはこんな感じ。「Android 2.1」と「Android 2.2」の間で、ベンチマークのスコアに大きな違いが出ています。
YouTube - Android 2.2 Official Video
PC版のGoogle Mapsで経路を検索したところ。
画面右上にある携帯電話型のアイコンをクリック。
検索した内容がいとも簡単に携帯電話と連動します。
無線LANルータ化もワンタッチで可能となっています。
なお、Android 2.2の提供開始は数週間後の予定となっています。
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