シーシェパードの「アディ・ギル号」が衝突して沈没していく様子のムービー
日本の調査捕鯨船に対して船ごと体当たりや酪酸の入ったビンを投げつけるなどの武力を行使した「抗議活動」で知られる反捕鯨団体「シーシェパード」が、地球最速のエコボートと称される「アースレース(Earthrace)」を買い取って各種装備を満載した最新型妨害専用船「Ady Gil(アディ・ギル)号」に改造した上で、妨害活動のために南極海に向けて出航したことが昨年10月に明らかになりましたが、本日、日本の調査捕鯨船「第2昭南丸」に体当たりを行った結果、船が大破して轟沈してしまったことが明らかになりました。
くしくも体当たりを受けた第2昭南丸の乗組員が、Ady Gil号が衝突してくる様子をカメラにとらえることに成功していますが、いつ死傷者が出てもおかしくないような状況となっています。
詳細は以下から。
これがそのムービー。奥に見える黒い船がシーシェパードの妨害船、Ady Gil号です。
YouTube - シーシェパードのアディ・ギル号が沈没
だんだんと接近してくるため、第2昭南丸が警報音を鳴らしつつ、放水で対抗しています。
放水を受けつつも、さらに接近してくるAdy Gil号
一気に接近しました
そのまま第2昭南丸に衝突。船体にかなりの衝撃が伝わります。
乗組員たちが見えます
荒波が発生
ゆっくりと離れていくAdy Gil号
船首が破損しています
自力で航行できなくなっているようです
ますます離れていくAdy Gil号。この後船は沈没したそうです。
また、この様子は映像だけでなく写真としても記録されていますが、Ady Gil号が第2昭南丸を本格的に攻撃する意図を持っていることがよく分かります。なお、上記のムービーおよび以下の写真はすべて財団法人日本鯨類研究所の提供によるもので、「第2昭南丸」だけでなく、沈没前には「日新丸」にも攻撃を仕掛けていたようです。
ランチャーを構えるAdy Gil号の乗組員
レーザー光線を照射してきたAdy Gil号の乗組員と、それを撮影するアニマルプラネットの撮影クルーらしきカメラを持った男
日新丸のスクリューを攻撃するためのロープを曳航するAdy Gil号
スクリュー攻撃用のロープ以外にもブイなどが搭載されています
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