脱獄したにもかかわらずウェブ上の日記を更新し続ける男が現在も逃走中
「今日誰とどこで何をした」というようなことを、ブログで知り合いと共有している人はたくさんいるかと思われますが、現在イギリスにおいて、脱獄犯がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の1つ「Facebook」の自分のアカウントを逃亡中にもかかわらず更新し続けていることが話題になっています。逃走劇は現在も続いているようですが、いったい彼はどんなことを書いているのでしょうか。
詳細は以下。
Jailbreak fugitive updates Facebook page - CNN.com
Escaped prisoner taunts police on Facebook, boasting his home is 'warmer than the Caribbean' | Mail Online
指名手配されているクレイグ・リンチは窃盗の罪で懲役7年の刑に服していましたが、2009年の9月にイギリス東部のサフォーク州にある開放型刑務所から脱獄、それ以来Facebookに脱獄犯としての生活を綴っています。
クレイグ・リンチのアカウントには挑発するかのように中指を立てているプロフィール写真が掲載されています。
書き込みの内容は多岐にわたり、ある日など「鹿肉のステーキと、焼き野菜とチップスを食った。すげぇうまかった。腹いっぱい。でもジャック・ダニエルならまだ入りそう。みんなもよい食事を。この店はまた来なきゃ」などと、逃亡中の犯罪者とは思えないような記事を掲載。このことがニュースになってからも何回か記事を追加しており「ホテルのスタッフは全然俺のことに気付かなかった」とも書いています。
挑発的な書き込みが繰り返されているクレイグのアカウント。
しかし、最近の記事で「これを読んでくれるみんなへ。実のところ、そろそろ捕まりそうなんだ。実は脱獄犯なんだよ。怒る人も中にはいるかもしれないけど、言えなかったんだ。誰も信用できないからね。こうなるしかなかったんだ。」など弱気なところを見せている模様。
警察は「クレイグは他の人に自分の記事が読まれているということを意識しているため、書き込みの内容が信用できるかどうかはやや疑わしい」としながらも、内容をもとに彼を追跡中。
サフォーク州の下院議員のジョン・ガマーは「警察がSNSの書き込みを利用して、人を追跡するのは当たり前、とするのは危険な考えだ」としながらも「犯人はこうしてFacebookの更新を続けることで警察を侮辱している」と怒りを表明しています。
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