オリンパスのデジタル一眼「PEN E-P2」で風景をミニチュア化したり、激動の昭和史を伝える記録映像風にして遊んでみた
先ほど発売直前のオリンパスのマイクロ一眼「PEN E-P2」のフォトレビューをお届けしましたが、今度は撮影機能を紹介します。
「PEN E-P2」には写真をダイナミックで臨場感あふれる仕上がりにする「i-FINISH」モードに加えて、あたかも世界がミニチュアになったかのような表現や、まるで「映像の20世紀」のような、激動の昭和史を記録した映像のように撮影できる「アートフィルター」が搭載されており、手軽に個性的な撮影を楽しめるようになっていますが、そのとんでもない威力を実際に撮影して試してみました。
実際に撮影した写真やムービーは以下から。
■大阪・梅田にある「阪急グランドビル」から見える風景
これが通常の「NATURAL」モードで撮影した写真です。
「i-FINISH」モードで撮影した写真。メリハリが効いた仕上がりになっています。
■上から見た大阪駅
NATURAL
i-FINISH
■ファッションビル「HEP FIVE」の観覧車
NATURAL
i-FINISH
続いては「i-FINISH」に加えて、撮影者が意図したイメージをより際立たせたクリエイティブな写真表現を楽しめる「アートフィルター」を利用した場合の写真も紹介します。
■大阪駅前の横断歩道
NATURAL
i-FINISH
ポップアート(色をカラフルに強調して明るく楽しい雰囲気を表現することで、ポップアート風にするモード)
ファンタジックフォーカス(柔らかいトーンの中で空気感を表現することで、美しく幻想的にするモード)
デイドリーム(記憶の中の風景を写すように仕上げるモード)
ライトトーン(シャドーもハイライトも柔らかく描写することで、上質なライティングで撮影した作風にするモード)
ラフモノクローム(粒子の粗い白黒写真ならではの力強さを表現することで、テーマをより強調したドラマチックな作風に仕上げるモード)
トイフォト(トイカメラで撮ったようになるモード)
ジオラマ(あたかもミニチュアの世界のような雰囲気にするモード)
クロスプロセス(ポジフィルムをネガの工程で現像した時に生じる予想外の発色を再現することで、不安定で非現実的な雰囲気を表現するモード)
■下から見る大阪駅
NATURAL
i-FINISH
ポップアート
ファンタジックフォーカス
デイドリーム
ライトトーン
ラフモノクローム
トイフォト
ジオラマ
クロスプロセス
■「阪急グランドビル」から見る夕焼け
i-FINISH
ポップアート
ファンタジックフォーカス
デイドリーム
ライトトーン
ラフモノクローム
トイフォト
ジオラマ
クロスプロセス
なお、アートフィルターはムービー撮影時にも適用できるようになっており、「PEN E-P2」のHD動画撮影機能と合わせて楽しむことができるようになっています。
駅を通過する阪神電車のムービー。こちらは通常モードでの撮影です
YouTube - オリンパスのマイクロ一眼「PEN E-P2」で撮影した阪神電車
ラフモノクロームでムービー撮影するとこんな感じ。まるで高度経済成長期の記録映像のように見えなくもありません。
YouTube - マイクロ一眼「PEN E-P2」の「ラフモノクローム」で撮影したムービー
ジオラマにするとフレーム数が一気に落ちてしまい、音も録音できなくなりました。アートフィルターの種類によってフレーム数や音声録音の有無が変わるとのこと。
YouTube - マイクロ一眼「PEN E-P2」の「ジオラマ」で撮影したムービー
製品情報は以下から。
E-P2|デジタル一眼カメラ|オリンパスイメージング
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