ある少女の告白とその後をドラマティックかつアクロバティックに描く自主制作アニメ「フミコの告白」
宇木敦哉監督が一人で2年半以上の歳月を費やして制作、主題歌をニコニコ動画でブレイクしたryo(supercell)が担当したことで話題になった映画「センコロール」のように、いわゆる「自主制作アニメ」でもアニメスタジオが制作した作品と遜色ないクオリティの作品はぽこぽこと誕生しています。
そんな自主制作アニメ界にまたすごい作品が登場しました。それが「フミコの告白」です。制作者本人がYouTubeとニコニコ動画に動画をアップロード、「なんだかすごく頭の悪い作品ですが…」とコメントを付けていますが、2分半の映像のスピード感たるやスタジオジブリの劇場アニメでも最近見られないようなもので、あまりのテンポの良さに一度ではなく二度三度と見直したくなる作品です。
というわけで、作品の詳細はこちら。
フミコの告白 - Tete
作品はわずか2分30秒、百聞は一見にしかずということで、アニメだからと食わず嫌いせずに見てみて下さい。
(original)自主制作アニメ - フミコの告白 Independent production anime
制作したのは京都精華大学マンガ学部アニメーション科に通うid:Tele(ishida hiroyasu)さん。そのプロフィールを見ると高校ぐらいの時からアニメを制作していたようです。
キービジュアル
DVDも制作したそうで、これはそのパッケージカバーデザイン。
告白するフミコ(イメージボード)
町並み。
創作漫画同好会の新入生歓迎本で表紙を飾ったこともあるようです。
はてなフォトライフにてイメージボードや絵コンテも公開されており、作品がどのように作られていったのか過程が見られるのも嬉しいところ。本人はアニメーション関係の仕事を志望しているとのことです。
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