温度によりファン回転数を自動調整できるノートPC冷却台「X-Wing」、実際にどれぐらい冷えるのか?
このノートPC冷却台「X-Wing」はファンの回転数や温度を常に監視できるデジタルモニター付きで、ファンのスピードは6段階の調節が可能となっており、さらにオートモードによって温度に合せてファン回転数を自動変更も可能となっており、電源にはパソコン本体のUSBポートを2つ使用、タッチパネル部分からはWindowsメディアプレーヤーの操作が可能で、USB2.0ハブも3ポート装備、さらにノートパソコンの角度を選択できる2段階高さ調節機能や滑り止め・キズ防止用の滑り止め用のラバーもあります。
というわけで、仕様詳細や価格、さらには実際にどれぐらい冷えるのかというベンチマーク結果などは以下から。
多機能ノートクーラーパッド(ファンコントローラー機能付き) 400-CLN009 【サンワサプライ直営通販ショップ・サンワダイレクト】
本体はこんな感じ
右に見えているミニUSBポートをノートパソコンに接続する仕組み
各部の説明はこうなります
裏面
こんな感じで裏面や背面から空気を吸い込み、ノートパソコンの裏側に風が当たるという仕組み。
ここから各種操作が可能
こんな感じです
・価格
税込み7980円
・仕様
使用電圧:5V(ノートPC USB経由)
ベアリングタイプ:Entering Bearing
ノイズレベル:15~20.5dBA(±10%)
ファン回転速度:1000~1600rpm(6段階方式)
USBポート:USB2.0/1.1×3(最大300mA)
サイズ:W380×D350×H50mm
重量:約1200g
ファンサイズ:70×70×15mm(吹き出し式)
ファン寿命:4万時間
付属品:USBケーブル(2股タイプ)、専用ソフトケース
生産国:中国
全体の雰囲気はこうなっています
ちなみにこの製品、正確には「X-WING R1」というもので、下記が製造元の製品紹介サイトになります。
X-WING R1 - Global glacialtech
サンワダイレクトの方ではカラーがブラックしかないのですが、実際には見てわかるように4種類のカラーがあり、自動温度調節機能やメディアプレイヤー機能が無く、ファン回転数を1600rpm固定にした代わりに重さが1.2kgから1kgに減量した「X-WING R2」というものもあり、下記サイトで購入可能です。
ノートパソコンの冷却用パッド「X-wing」は、平均-14℃の効果、静かで高性能、USB電源使用でしかも、3ポートのUSB-HUB付。SE・エンジニの為の相談できる専門店。
Amazon.co.jp: X-WING - 家電&カメラ: 家電・カメラ
問題は実際にどれぐらい冷えるのかという点ですが、海外で既にレビュー記事が出ていますので見てみましょう。
GlacialTech X-Wing Notebook Cooling Pad Review - ThinkComputers.org
「Dell XPS M1210」上でCPUやメモリのテストを行うソフト「Prime 95」を使った結果、以下のようになったそうです。
ほとんど効果がない(1度しか下がらない)ため、10点満点中5点という評価。しかし、下記サイトでは5点満点中4.5点という高評価です。
GlacialTech X-Wing R1 Review - Hardware Bistro
今度は「Dell Inspiron E1720」で先ほどと同じ「Prime95」と3Dベンチマークソフト「3DMark06」を使い、摂氏27度の環境下でテストした結果、以下のようなグラフ結果になっています。CPUが「Prime95」、GPUが「3DMark06」使用時です。
CPUはアイドル状態で45度が44度に、CPU全力使用状態で90度が87度に。GPUはアイドル状態で55度が54度に、GPU全力使用状態で60度が58度に下がるという結果になっています。
要するに、1度~3度ぐらいは下げる効果があるようですので、効果としてはアルミ製冷却台「すのこタン。」より少し上というレベルっぽいです。
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