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携帯電話の開発コストを圧倒的に削減できる携帯電話向けOS「NoTA」が登場


高機能化にともない、携帯電話の開発コストが高騰し続けていることが問題となっていますが、開発コスト全体の約80%がソフトウェアの開発コストだそうです。

そしてその開発コストを抑えるべく、携帯電話メーカー世界最大手のNOKIAがソフトウェアの開発コストを最大100分の1にまで削減することができる画期的な携帯電話用OS「NoTA(ノタ)」を開発したことが明らかになりました。


開発には国産OS「TRON」を開発した東京大学の坂村健教授が所長を務めるYRPユビキタス・ネットワーキング研究所も参加しているとのこと。

詳細は以下の通り。
ノキア、携帯ソフト開発費圧縮 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS

日本経済新聞社の報道によると、世界最大手の携帯電話メーカーのNOKIAが、フィンランド政府やYRPユビキタス・ネットワーキング研究所と共同で新たに携帯電話向けOS「NoTA」を開発したそうです。

「NoTA」は携帯電話に搭載されている通信や検索、画像表示といったさまざまな機能の制御がOSだけで可能となるため、機能ごとに必要だったソフトウェアの開発を省力化できるのが特長で、ソフトウェアの開発コストを最大100分の1に圧縮できるようになるとのこと。

NOKIAは「NoTA」を来年以降の端末開発に活用するほか、日本を含む携帯電話メーカーに対して利用を呼びかけるとしています。

すでにGoogleが提供する無償の携帯電話用OS「Android」を採用した携帯電話「G1」の開発コストが圧倒的に安価であることが明らかになっていますが、「NoTA」を採用することで実際にどれだけ開発コストが抑えられるようになるのでしょうか。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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