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空中分解したスペースシャトルから地上にたたきつけられたハードディスクのデータを復元


スペースシャトルコロンビア号が2003年2月1日の帰還飛行中にテキサス州上空で空中分解し、搭乗員7名全員が死亡した「コロンビア号空中分解事故」において、地上にたたきつけられてぶっ壊れ、ただの金属の固まりになってしまったハードディスクから、なんとデータを復元することに成功したそうです。

実際にどのような状態のハードディスクから復元できたのかという写真などは以下から。
Hard Drive Recovered from Columbia Shuttle Solves Physics Problem: Scientific American

Shuttle Columbia's hard drive data recovered from crash site

これがそのハードディスクの実物。Seagate製で、400MBの2.5インチハードディスクです。モデル名としては「ST9385AG」になります。








復元を行ったのはKroll Ontrack Inc.で、2003年の空中分解事故の6ヶ月後にシャトルの残がいが落ちたエリアで発見されたもの。この状態からなんと99%のデータを復元したとのこと。ハードディスクの底部は見分けが付かないほど燃えており、プラスチック部分はすべて溶けており、内部の電子チップも焼けていたそうです。

しかし、このハードディスクは現在の同容量の他社のものと比較して、はるかに丈夫にできており、フォールトトレランスや耐久性は優秀だったらしい。


なお、ほかにも2つのハードディスクを搭載していたそうですが、それらからは復元できなかったそうです。

それにしても、一体どれほどの値段がかかるのやら……。以前にGIGAZINEでも「ハードディスクの物理障害、果たして本当に復旧できるのか?」ということで実際に頼んだことがありますが、かなり高値でした。

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in メモ, Posted by darkhorse

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