レビュー

ソニーが全力で作り込んだデジタルフォトフレーム「S-Frame(エスフレーム)」速攻実機レビュー


いわゆる写真立てのデジタル版が「デジタルフォトフレーム」というもの。通常はデジカメで撮影した画像などを順番にスライドショーで見せたり、あるいは特定の1枚だけを見せたりするわけですが、ソニーが作ったデジタルフォトフレーム「S-Frame(エスフレーム)」は既存のものとはかなり違っており、撮影時刻と時計やカレンダーとの連動が可能。見た目にもチープ感はなく、かなりの質感を誇っており、かなり欲しくなる完成度でした。

というわけで、フォトイメージングエキスポ2008で実機を触ることができたので、一体どのようなものかをフォトとムービーでレビューしてみます。詳細は以下から。
リビングなどで手軽に写真を楽しめるデジタルフォトフレーム“S-Frame” | プレスリリース | 会社情報 | ソニーマーケティング株式会社

これがリモコン。好きなタイミングで次の写真や前の写真を見たり、時計やカレンダーに切り替えたり、見せるモードを変更できます。


これがメニュー。このフォトフレーム単体で削除・回転・くっきり補正・書き出し(読み込むことのできる各種記録メディアへ内蔵メモリから画像を移動させる機能)などが可能です。


これはくっきり補正をしたところ。画像処理エンジン「BIONZ」によって、美肌補正・赤目補正・逆光補正・ピンボケ補正を行うらしい。が、最初から内蔵されているサンプル写真はもともとくっきりしているので違いがほとんどよくわかりませんでした。また、補正するにはかなり時間がかかっていました。


これは「書き出し」機能。ここに書かれていることでわかるように、このフォトフレームはメモリースティック・SDメモリーカード・コンパクトフラッシュ・xD-Picture Card、そしてUSBによる接続が可能となっており、フォトフレームに内蔵されている512MBのメモリを経由することで相互に書き出しできるというわけ。


これはインデックス表示、いわゆるサムネイルをずらずらと並べたもの。30枚(縦5枚×横6枚)のサムネイル画像と12枚(縦3枚×横4枚)のサムネイル画像の2パターンから選択可能。リモコンの十字キーで選択した任意の画像を表示することが可能になります。


で、これが意外に使えると思った時計機能。表示が非常に美しい。


デジタル時計風の表示も可能


こういうよくあるカレンダーのような表示もできます。実際に見てみるとかなりカッコイイ。正直、フォトフレーム機能無しでこのカレンダーと時計だけで売って欲しい。


時計やカレンダーは背景が黒のバージョン以外に、このような白のバージョンにも切り替え可能。


通常のスライドショーだと1枚ずつ見せるのみですが、マルチ表示も可能なので、一度に複数枚をこのようにして表示することができます。エフェクトは全10種類。


また、先ほどの時計と同時表示させると、なんとその画像の撮影時刻を表示してくれます。これは便利。


現在の日付を表示させることも可能です


実際には以下のムービーのような感じになります。


縦置きも可能。実は縦横位置感知センサーを搭載しており、設定を変えることなく、本体の縦横に連動して表示写真を回転するというスグレモノ。


種類は全部で3種類あり、7インチが2種類、9インチが1種類です。解像度は800×480。すべて5月9日発売予定。


DPF-D70は2万円前後で大きさは7インチ。HDMI出力やBluetoothアダプタ対応機能が削られています。また、これだけ内蔵メモリが256MBで、JPEGとRAW形式しか対応していません。


DPF-V700は2万5000円前後。大きさは7インチ、内蔵メモリは512MB。JPEG・BMP・TIFF・RAW形式に対応。


DPF-V900は3万5000円前後。大きさは9インチで、内蔵メモリは512MB。JPEG・BMP・TIFF・RAW形式に対応。


なお、付けっぱなしにする事による電力消費ですが、低消費電力を実現しているため、1日約10時間で約1ヶ月間使用した場合の電気代は「DPF-V900」で約58円/月、「DPF-V700」「DPF-D70」で約39円/月だそうです。

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in レビュー,   取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse

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