実物大のペダルカーで車道を走っていたら交通違反に
1986年製のビュイック リーガルからエンジンやサスペンション・トランスミッションを取り除いて、足で漕いだら動くようにペダルをつけた車を車道で走らせたら、警察に捕まってしまいました。
車には床板も窓もナンバープレートもライトもついておらず、危険な乗り物ということで交通違反のキップが切られたようです。
車を漕ぎ出すところから警察に捕まるまでを収めたムービーは以下から。4人乗りなのですが、それほどスピードは出ていません。
YouTube - Wheels.ca: Pedal car meets the law
It may be a work of art, but it's not street-legal
この車はアーティストのMichel de Broinが作成したもので、トロントの美術館Mercer Union Galleryで展示も行われていたアート作品。大きく高級な自動車とペダルカーのパラドックスを表現しているそうです。ライトの部分にはろうそくを入れているので、電力がなくても灯りが点くようになっています。
「この車を禁じる法などないと信じている。認識の問題で、警察はガソリン無しで動くように改造した車が受け入れられなかっただけ」とBroinは語っており、彼の弁護士は「自動車は元々危険なものだが、それは強力なモーターが付いているためで、今回捕まったペダルカーは時速15kmしか出していない。警察はブレーキとステアリングが完全な動作をすることも確かめていない」と無罪を主張しています。
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