女性の命を救ったのに、なぜか会社をクビになった男
「人を助けたと思ったら、解雇されていた」ということらしい。一体何を言っているのかよくわかりませんが、これはフロリダ州ジャクソンビルで起きた実際の出来事です。
詳細は以下の通り。
ある日、Colin Bruleyがうたた寝をしていると、アパートの隣に住む女性Tonnetta Leeの叫び声が聞こえたので、Bruleyは散弾銃を手に飛び出しました。すると、右足を撃たれたLeeを発見、警察によるとLeeはボーイフレンドとのトラブルを抱えていたとのことなので、そのあたりで事件が起こったのかも知れません。Bruleyは、Leeに止血処置をして救急の到着を待ったのですが、そのあとそのまま寝てしまったとのこと。
もちろん、Leeとその姉妹はBruleyの行動を称賛したのですが、Bruleyの雇い主は彼を解雇しました。Bruleyが住んでいたのは勤め先の所有するアパートだったらしく、「銃を振り回したあげく、責任者への報告もなかった」というのが理由らしい。会社の広報責任者は、「この問題について論じる立場にない」と機密保持規定を理由にコメントを拒否、Bruleyは「自分の行動は表彰ものだと思っていたのに、全部吹っ飛んでしまった。今は、誰も経験したことのないような難局だよ」と言っているそうです。
事件の当日、現場でBruleyと顔を合わせたKevin Coursonは「Bruleyは立派な行為をしようとしただけだ、誰も傷つけようとしなかった。」と言い、Leeの姉妹のErica Jenkinsは「もし来たのが彼じゃなかったら、Leeは右足を失っていたかも知れない。彼は自分の人生を危険にさらしてまで、他人を助けた」と感謝しているらしい。
Bruleyはこの解雇について弁護士と連絡することも考えたが、まず最初にやるべきことは他の仕事を探すことと、新しい家を見つけることだと考えているそうです。また、今後も困っている人を助けることに尻込みしないと誓いました。Bruleyはこう言ったそうです。「たとえ、また女の子を助けたことで仕事を失ったとしても、何度でも繰り返すさ」
会社への報告さえ遅れていなければ、会社でも表彰されていたのかもしれないBruleyさん。たった一つ、惜しまれるミスですね。
元の記事は以下。
Jacksonville.com: Metro: Story: 'You're fired,' man hears after saving a woman's life
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